成功しなかった爆弾の爆破

An unsuccessful  bomb explosion.

 

社会を早急に改革しようとしたり、新しい概念による画期的な変革をもたらそうとしますが、あまりにもせっかちで深い考えもないために、たいていは不発に終わります。

しかし、アイディアの面白さでは群を抜いている人です。

 

まるでクーデターが失敗に終わったというような印象をうけるシンボルですが、これはある意味で11度と12度の調停的な意味合いとしてとらえることができると考えます。

 

クーデターが成功することは単一の原理が勝利を得ることを表しますが、11度では個人の自我の増長を、12度では自然界の原理に自我を埋没させることを意味していたので、そのような対立している中では革命など成功することはあり得ないでしょう。

 

この度数は早急に目の前の事象を変えようとする癖があり、せっかちさゆえになかなか成果を得られないことが多いようです。

 

現状の不満を感じていることに対して、あまり深く考えずにパッと反論してみたり、素直に受け入れずに抵抗したりしますが、充分に練り上げたうえでの行動ではなく、反射的に反抗しているに過ぎないことも多々あるため、なかなかうまくいかず、むしろ反対にやりこめられるような経験をすることもあるかもしれません。

 

そもそも牡羊座13度は牡羊座の中でも前半の段階。

存在そのものがまだこの世の中では異質なのです。

 

この段階で社会を見てそこに矛盾や改革すべき点を見つけた時、実際に変えるべきは社会ではなく自分自身の姿勢や視点であることの方が多いのです。

 

ここでは、うまくいかず、むしろ反対にやりこめられるような経験をするというそのこと自体に重要な意義を持ちます。

失敗することで他を受け入れることを、成功することで他を受け入れずに済ませることができるという事を知るのです。

 

熟考せずに思いついた瞬間にパッとやってみるというのは、まさに牡羊座の象徴。

結果よりも、まずはひらめいたら実行するという行動力ゆえ、結果として勢いだけが先行しやすく、それで失敗することもありますが、それでもめげずにまた突き進むのもまた牡羊座の特徴です。

 

思い通りにならないことで他人にストレスをぶつけたくなるかもしれませんので注意しましょう。