クーラーボックスも釣行時の負担が大きく、軽量化の効果が大きい。
本格的に釣りを再開した時に最初に買ったのは、今は廃盤のダイワクールラインⅡ S1300X。
これでカレイもキスも年中通していたが、空で3.4kgで、保冷剤や飲料などを入れると5kgを超える。重量だけでなく、容積が大きいので持ち運びがつらい。
負担を減らそうと、思い切って大型のショルダーパッドのある別売りのショルダーストラップを買って付属のストラップと取り替えたら効果は大きくずいぶん楽になった。
それでも加齢とともにきつくなり、釣期の長いキス用に小型がほしくなり、クールラインS800Xを購入。
1.7kgで重量が半分になった上に、容積も小さいのでずいぶん楽になった。PETボトルは立てて入れられないが、背の低い容器に家のお茶を入れて持参することでSDGsにも寄与できる。
クールラインSはダイワで軽量タイプとうたわれ、内部は発泡スチロールで断熱効果は低い。てるさんは薄いまな板をカットした内蓋と升の餌入れを自作して外気を遮断しているが、これで保冷剤1個で半日以上もつので、重くて保冷性能の高い高価なクーラーを買わなくてもよいと思っている。
問題は冬場のカレイ釣り。荷物が多く重いため、できる限り軽くしたいが、15L前後の容量がほしい。
いろいろ探して行き着いたのが17Lのサーモスのソフトクーラー。
300gと圧倒的に軽く、自転車の前カゴにもちょうど入り、40cmを超えたカレイやキビレも収められる。
釣り用のクーラーに比べたら保冷力は劣るのだろうが、サーモスなので内部の断熱構造もしっかりしている。気温の低い冬場のカレイ釣りなら保冷剤1つで十分半日以上使える。
ただ、ソフトクーラーだと腰をかけられない。
このためダイソーの300円の3本脚の折り畳み椅子を買って使っている。平磯ベランダなどコンクリートのベンチがあるポイントでは不要だし、必要な時は持ち運びはロッドケースに入れられるし、トータルではこの方が圧倒的に楽である。
こうして軽量のダイワクールラインS800Xとサーモスのソフトクーラー17Lの2つでほぼ通年間に合うようになった。
今のところ、これがクーラーボックスの一番の軽量化だと思っている。