近くの道場で合氣道を習い始めて3年が経ちました。

合氣道は日本古来から伝わる柔術や剣術、杖術などの武術を開祖である植芝盛平翁が体系化した総合武道です。

その理念は、武力によって勝ち負けを争うことをせず、合氣道の技を通して敵との対立を解消し、自然宇宙との「和合」「万有愛護」を実現するような境地に至ることを理想としています。

この理念は、どんなことをしても勝てば良いという考えになりつつある、近代スポーツとは一線を画するものであり、日本武道の歴史と道の深遠さを感じるものです。

技における身のこなしは、経験的な積み重ねからのものであるが、運動力学、姿勢反射などを活用しており「理に適った動き」になっているので、動いていて無理がなく心地よく感じます。

また、技の鍛錬は日常でも生かされ、体の重心位置が安定し、動きにも無駄がなくなり疲れにくくなりました。

色々な意味で私にはぴったりの武道だと思っています。


もうすぐ昇段試験があり、通れば初段となり黒帯と袴をつけることが許されます。