<アイビスSD:追い切り>

 昨年3着のクーヴェルチュールが坂路で絶好の動きを見せた。9カ月ぶりの実戦へ向け、まずは1本目に4ハロン65秒3をマーク。2本目は3歳未勝利のマイネルカルナバルを先行させ、ラスト2ハロンで後藤騎手が手綱を緩めると馬なりで抜き去った。4ハロン50秒1-11秒5の好タイムだ。ゴールの時に、パートナーは4馬身後方。帰厩後、速い時計は今回が3本目だが態勢は整った。後藤は「セーブ気味の指示で、相手に合わせずストレスをかけなかった。スムーズに気持ち良く走らせた」と笑顔を見せた。

 昨年は勝ち馬から半馬身+首差の3着。51キロだったが、外枠有利の直線競馬で2枠3番の枠順が味方しなかった。それでも後のG1・2着馬サンアディユから0秒1差。続くキーンランドCでは初の重賞タイトルをものにしている。「直線よりもコーナーがある方がいいが、バリバリのスプリンターはいない。まじめに走るので休み明けを気にすることはない」(後藤)。今年も、この後はキーンランドCをステップにスプリンターズSを狙う。ここで結果を出し、展望を広げたいところだ。


出典:日刊スポーツ

<セレクトセール2008>◇初日◇14日◇北海道苫小牧市ノーザンホースパーク

 カジノドライヴの山本英俊オーナーが、コロナドズクエスト産駒のブライアンマリアの07(牡)を2000万円で落札した(購入者は代理人の多田信尊氏)。カジノの購入にも携わった米エージェントのJ・マコーマック氏と多田氏が上場馬の中から選び出した1頭で、デビュー後の米国遠征を視野に入れている。「牧場にも2度ほど見に行ったが、非常にきれいな馬」。栗毛で見栄えのする馬体。狙いの馬を落札し、同オーナーも満足そうな表情だ。

 受け入れ先となる藤沢和師も「迫力があるし、利口そうな顔をしている。価格じゃなく選んでもらったが、この父の産駒はアメリカでいい」と高く評価する。「ケンタッキーダービーはおこがましいから、目標はプリークネスSと言っておくよ(笑い)」。まずは国内でデビューし、その後は早い時期に渡米するプランが練られている。


出典:日刊スポーツ

現地時間13日、仏・シャンティイ競馬場で行われたジャンプラ賞(3歳牡牝、仏G1・芝1600m、16頭立て)は、D.ボニヤ騎手騎乗のタマユズ Tamayuz(牡3、仏・F.ヘッド厩舎)が、レイヴンズパス Raven's Passに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分37秒60(良)。さらに1/2馬身差の3着にはリオデラプラタ Rio De La Plataが入った。

 勝ったタマユズは、父Nayef、母Al Ishq(その父Nureyev)という血統の英国産馬。昨年9月のデビューから3連勝でフォンテンブロー賞(仏G3)を制覇。前走の仏2000ギニー(仏G1)は9着に敗れており、今回がG1初制覇となった。通算成績5戦4勝(重賞2勝)。

 また、ヘッド調教師とボニヤ騎手のコンビは、マルシャンドール Marchand D'Orで制した11日のジュライC(英G1)に続くG1制覇となった。


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