学生では無いですが、早稲田大学の授業を大隈講堂で受けてきました
本日は仕事を休んで、早稲田大学の授業を受けてきました。
私はアラフィフのおじさんなので、当然学生ではありません。
ただし、勝手に授業に潜り込んだ訳ではなく、きちんと一般公開されている講演を申し込んで受講してきました。
具体的には、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座シンポジウム2024というものになります。
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座シンポジウム2024
大隈記念講堂の小講堂で行われ、講堂の中に入る貴重な機会です。
大隈記念講堂の一部は現在工事中でした。
今回の講演は、単位として認められている『ジャーナリズムの現在(石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞記念講座)』という授業の1つです。
全7回のうち、今回のみ一般参加も可能になっています。
ジャーナリズムの現在(石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞記念講座)
講演の内容は
今回のシンポジウムのテーマは、
陸上自衛隊性加害事件の取材を通して、私が見たこと・感じたこと
になります。
昨年12月、陸上自衛隊の隊員だった五ノ井里奈さんへの強制わいせつの罪に問われた3人の元自衛官の有罪が確定した事件をテーマに、記者の岩下さんの講演になります。
私自身、概要は知っているつもりでしたが、知らないことばかりでした。
裁判での発言など、生々しい情報も多く、どれだけ自分が無知だったかを痛感しました。
五ノ井さんと二人三脚で寄り添ってきた岩下さんが直接話す言葉には、文章だけでは感じられない重みがあります。
ぜひ、「声をあげて」という本を読んでもらえれば、伝わるものがあると思います。
セクハラ・性加害を無くすために
私は加害者と同じ男性ですし、頭の古い人間です。
ただ、娘をもつ親として、年齢を重ねた大人として、子どもたちや若い世代が安心して過ごせる世界になって欲しいと思い、行動しているつもりです。
3月まで放送されていた「不適切にもほどがある!」というドラマで、セクハラガイドラインとして、『娘にしないことはしない』という定義があって共感しました。
しかし、セクハラ・性加害を防ぐためには、それでも足りないそうです。
「同じことを社長や上司の息子や娘にできるかどうか。これを基準とすればいい」ということです。
理由としては、性加害者には肉親も多いからだそうです。
悲しい現実ですが、気づきませんでした。
このように私の認識には、
甘さやズレ、気づかない部分、配慮が足りない部分があります。
自分の認識が世間の常識や相手の心情とずれていないか、常に情報をアップデートして考える必要があると実感した講演でした。