先週末、近くて遠い国境の島、対馬へ旅に出掛けてきました。

2月10日(金)、仕事を定時で終えて即帰宅。夕食、入浴、着替えを済ませ、旅の支度を整えた後、夜10時半にやってきたのは博多港。ピンク色に光るポートタワーが何とも妖しげです。

博多ふ頭第2ターミナルの2階へ上がり、乗船申込書に記入して窓口でチケット購入。対馬までは5,490円です。

出航時刻までこちらの待合室で椅子に座って待ちます。お客さんは70~80名程度かな、釣り客が結構いました。

この日は通常就航している大型フェリーがドック中ということで中型の代替フェリーでした。座敷でゴロンと横になりたかったのですが、場所が少なく空いていませんでしたので、仕方なく座席の方に陣取ります。

23時30分に博多港を静かに出航、3人掛けの椅子にゴロンと横になります。外海に出てからは波が高かったようで結構揺れていましたが、すぐに眠りに落ちていました。

船は壱岐に立ち寄った後、早朝5時20分に対馬の厳原港に到着。ほとんどの乗客はすぐに下船しましたが、7時までは船内で寝ていてもOKとのことでしたので、引き続きしっかり寝て、7時に下船しました。

厳原港ターミナルでトイレを済ませます。新しいターミナルでトイレもきれいでした。

厳原市街に向けて歩いていきます。

厳原の町に入ると結構古い感じの町並みが続きます。

大通りに出るとイオンショッピングセンターやホテルなどがあり、ちょっと都会的になります。

観光案内所のあるふれあい処つしま、まだ朝早いので開いていません。

せっかくなので近くを散策してみます。ふれあい処つしまから少し山手に行ったところに城門が見えます。

こちらは金石城の楼門。金石城は対馬藩十万石を治めていた宗家歴代の居城です。

楼門をくぐって右へ進むと清水山城の登城口があります。さっそく登ってみます。

住宅街の坂道を抜け登り口へ。ここから山道になります。

しばらく上ると岩が見えてきました。

三の丸の石垣です。

崩れつつも石垣が残っています。

三の丸は山の尾根の先端に近いところに位置しています。

標高約100mからみた厳原の眺め。ちょっと登っただけでこの絶景が拝めるのは嬉しいですね。

清水山城はここから尾根伝いに二の丸、一の丸と続いていますが、今回は三の丸までとします。

下山後、金石城址に戻ってきました。石垣が延々と続いています。

金石城搦手門。奥に金石城庭園があります。

赤い門は万松院の山門です。宗家累代の菩提寺となっています。

宗家歴代藩主が祀られている御霊屋へ続く万松院の132段の石段。

朝鮮通信使は朝鮮から日本に派遣された外交使節団のことで、対馬藩はその位置から朝鮮との日本の国交の中継役を担っていました

8時半、ふれあい処つしまに戻ってきました。

8時45分に観光案内所がオープン、これから向かう続100名城の金田城のスタンプをGETし、地図やパンフレットを入手しました。

対馬の旅はまだまだ続きます。