2022年9月23日の西九州新幹線まであともう少しとなりましたが、9月14日に開催された『かもめ試乗会』に見事当せんしましたので、ウキウキ参加してきました。

午前中は仕事だったのですが午後から休暇を取得、集合場所である武雄温泉駅へ向かうため博多駅へとやってきました。

武雄温泉駅まではハウステンボス・みどり13号に乗って行きます。

オレンジ色の783系、派手なカラーリングです。

車内もカラフルでワクワクするようなデザインです。

博多駅から1時間余り、13時40分に武雄温泉駅に到着。隣のホームには787系のリレーかもめが停車していましたが、在来線同士ですので乗り換えるわけではありません。柵が設けられており、在来線ホームからリレーかもめには乗車できないようです。

TVアニメ「弱虫ペダル」とのコラボポスター、新幹線開業後はスタンプラリーなどのイベントもあるようです。

在来線の改札を出て、新幹線乗り場へとやってきました。既に多くの人が受付を済ませ入場を待っています。私もさっそく試乗会の受付を済ませました。

受付ではパンフレットと記念のクリアファイルをいただきました。

入場まで時間があったので、武雄温泉駅前へ。新幹線の駅らしく新しいスタイリッシュな駅舎です。

駅前広場はまだ整備中でした。

生活が変わる、まちが変わる、新幹線開業による地元の期待の大きさが窺えます。

長崎までは3070円なり。

入場時間をワクワクしながら待ちます。

15時5分に入場開始、試乗するのは11番のりば15時45分のかもめ25号です。

コンコースは木の天井で落ち着き感があります。

さっそく11番ホームに上がります。

ホームに上がると隣の10番のりばに先ほどのリレーかもめが停車していました。

武雄温泉駅の駅名標では、隣の駅が江北駅(肥前山口ではなく)になっていました。

このホームではリレーかもめと新幹線かもめの対面乗り換えが行われます…という図ですね。

向かいの12番ホームに試運転列車が入線してきました。赤いラインの入った白い新幹線、いかにもJR九州の新幹線らしいデザインです。

「かもめ」のひらがな毛筆書体の文字が日本的で、インバウンドに喜ばれそうな気がします。

かもめで使用されているのは、N700S系です。

新幹線側の11番のりばにはホーム柵が設けられていますがリレー特急側の10番のりばにはありません。複数形式の車両が使われるからでしょうか。

15時25分、試乗する新幹線が入線してきました。

列車には別の試乗会の乗客の方々が乗っており、降車すると隣のリレーかもめへと対面乗り換えを行っていました。歩く距離はさほどないのでそれほど苦にはならないでしょうが、乗り換えはやはり面倒な気がします。

到着列車は折り返し試乗会列車となりますが、車内清掃のため乗車は少しお預けに。

早く乗りたいな。

まだかな~。

せっかくなので記念撮影。

乗車OKが出て、さっそく乗り込みます。

4~6号車は2列+3列の自由席。大村湾側が2列シートになります。

黄色の明るいシートです。

1~3号車は2列+2列の指定席。車両によってシートの色が違います。

1号車はダークグレーの落ち着いたシート。

1号車には嬉野市の肥前吉田焼が飾られていました。

2号車はグリーンのシート。

こちらも落ち着いた色合いです。

5号車のトイレ。

大きな荷物を置くことが出来るラゲッジラックが各号車に設置されています。

3号車の車いすスペース。広く取られています。

同じく3号車の多機能トイレ。ここで生活できそうなほど(?)、とても広々しています。

私は2号車に乗車することにしました。

大村湾の車窓が見える進行方向に向かって右側の座席に座ります。

座席のテーブルは885系のように肘掛けから出てくるタイプ。

肘掛けの下にはコンセントもあります。

リクライニングはこんな感じ。

座席の間隔もちょうどいいです。

日除けのスクリーンも唐草模様です。


試乗列車は15時45分、武雄温泉駅を静かに出発。すーっと走る感じです。

短いトンネルに何回か入りながら颯爽と走ります。乗り心地はまさに新幹線といった感じで、あまり揺れも感じません。

あっという間に嬉野温泉駅です。武雄温泉駅からたったの5分でした。速すぎる…

15時52分、嬉野温泉駅を発車。

長いトンネルを抜けると車窓に大村湾が見えてきました。

青い空、青い海を見ながら高速で駆け抜けます。
大村市街が近づいてきた模様。
車両基地をあっという間に過ぎていきます。
武雄温泉から15分で新大村到着。速すぎる…
16時1分、新大村を発車。
ほどなく諫早駅に到着。武雄温泉から20分あまり。速すぎる…
かもめも長崎駅までラストスパート。長いトンネルを行きます。よく見ると天井の形が『かもめ』のようになっています。
トンネルを抜けるとそこは長崎だった…。稲佐山がいきなり目に入ってきます。

在来線高架に留置されているYC1系が見えます。

16時16分、武雄温泉からわずか30分ほどで長崎駅についてしまいました。何とも速すぎる…

あっという間に長崎についてしまうので、ゆっくりお弁当食べる時間がないかもです。揺れもなく乗り心地は最高ですが、居眠りする間もないほどですね。

私が子供の頃は博多から特急でも2時間半近くかかっていた長崎が、かなり近くなったと実感した瞬間でした。

隣のホームと2編成並んだショット。


西九州新幹線もここが終着駅です。

新幹線の車止めを間近でまじまじと見てみます。

ホームの末端には「日本最西端の新幹線駅」の銘板がありました。

在来線ホームに目をやると、415系が停車していました。もう見納めかな…

手前には787系かもめが停車中。

長崎駅でこの黒いかもめが見られるのもあと僅かです。

新幹線かもめを先頭からパチリ。人が多くてなかなか撮れませんでしたが、やっとのことで撮れました。

わかりにくいですが、在来線かもめと新幹線かもめの競演。

試乗会終了ということで、ホームを後にしコンコースへ。

試乗会、どうもありがとうございました。

開業まであと9日です。

まだきっぷは買えません。

かもめ市場、おみやげはこちらでどうぞ。

新幹線開業フィーバーで、かもめグッズもたくさん売っています。

長崎と言えば、かまぼこが美味しいのです。自販機まであるとは。。。

カステラとよりよりをお土産に買って、かもめ34号で帰ります。

これがおそらく最後の在来線のかもめ乗車となります。

キハ82系や485系の時代から何度も乗車してきた在来線『かもめ』もこれで最後かと思うと感慨深いです。

在来線のかもめは、新幹線と比べるとやはり揺れますが、景色の良さはこちらの勝ちです。

かもめに乗って有明海の景色が楽しめなくなるのちょっと残念な気がします。

夕闇せまる有明海の車窓を目に焼き付けて福岡へと戻りました。

今回の試乗会に参加して、新幹線の圧倒的な速さと快適さを実感することができました。リレー特急と合わせて博多から最速1時間20分ということで、長崎が本当に近くなった感じです。長崎は見どころも多く、皿うどんなど美味しい食べ物もたくさんある魅力的な街なので、これを機に観光が盛り上がるといいなと思います。全線フル開業すればもっと速くて便利になるでしょうが、生きているうちに乗ることが出来るかな。。。

まあ、かもめには今後も何度もお世話になると思いますので、これからもよろしくお願いします。