ー 鱈(タラ科)ー

 

2021年も明けて早1ヶ月。

ここ数日は穏やかで春の気配さえ感じられますが、冬がそんな訳がない。

明日からまた大荒れになるそうな。

そんな寒さ真っ盛りに美味しくなるのが鱈。

 

鱈の種類は3つ。

背中にまだら模様がある事から名付けられたとされるマダラ。

漢字では氷下魚と書く、オホーツク海の氷の下にいる

干した珍味が美味しいコマイ。

体調は細長いがお腹にとても美味しい卵をもつタラコのお母さんスケトウダラ。

 

↑お腹に白子がぎっしり詰まってる雄のマダラ。

 

特に美味しくなるのがマダラ。

大きいものでは体調が1mほどにもなる。

鱈は淡白でどんな料理でも相性がいい。

できれば半身で買って欲しい。

背側の身の厚い所はムニエルやフライ、でんぶにするのもここの部位がいい。

 

↑半身の背中側の部分。

↑フライやムニエルはスライスして塩を振ってなじませてから調理しよう。

↑フライはもう最高❣️

↑生の身を2cm角位に切って熱湯で2〜3分茹で、サラシやガーゼに包んで

流水で揉み洗いして良く水気を切る。その後、砂糖とお酒、食紅で色をつけ

テフロン加工のフライパンで焦げないように乾煎りする。

↑水分が飛んでフワフワになったら出来上がり。

 

お腹の薄い所は茹でこぼして鍋に入れるといい出汁が出て美味しい。

↑湯豆腐には是非とも入れて欲しい。

 

マダラの卵はタラコと違うので、糸こんにゃくと一緒に甘辛く炒り煮にするのが

小樽の定番料理。

 

さらに白子はタチと呼ばれ、濃厚でフグの白子にも負けない高級品。

 

↑食べやすい大きさに切り沸騰したお湯に20秒ほど潜らせる。

↑冷水にとる。

↑水を切れる容器にペーパーを敷いて保存する。

火を通す料理なら次の日でも良いです。

↑フライにするとクリームコロッケみたい。

↑下処理をしたらまず頂きたいタチポン!

 

身が柔らかいのでそこだけ注意すれば処理が簡単な鱈。

 

是非とも美味しいこの時期に味わってください。