雑誌を見ていると、

このところ中東のお菓子のバクラバが

流行っているようですね♪

フィロ生地を使った甘いお菓子ですが、

ちょっとやみつきになるスイーツです。


フランスにもそのフィロ生地を使った

お菓子があります。

Crousutade aux pommes

(クルスタッド・オ・ポム)


ミディ・ピレネーと呼ばれる

フランス南西部で見られるお菓子で、

地域によってはパスティス・ガスコンとか

トゥルティエールといった

呼び名もあります。


フィロ生地にアーモンドクリームや

フルーツを乗せ、

更に生地をひらひらと重ねて焼き上げます。


バクラバがそうであるように、

フィロ生地はアラブ発祥の生地と言われ、

フランスへは732年の

トゥール・ポワティエ間の戦いで

ピレネーを越えてやってきたサラセン人が

伝えたと言われています。


オーストリアの銘菓である

アップル・シュトゥルーデルも

同じ生地を用いて作られますが、

こちらはトルコ経由で伝わったと聞いたことがあります。


今回は市販のフィロ生地を使いましたが、

少し入手が難しいですよね。

実は手作りもできます。

これは4年ほど前に

手作りしたときの写真ですが、

薄く指紋が透けているのが

      分かるでしょうか?

「花嫁さんのヴェールのように」と

言われるそうですよ。


シュトゥルーデルは

春巻きの皮を利用して作る人も

       いるそうなので、

もしかしたらクルスタッドも

できるかもしれませんね!