過去に作成してきたレジン作品でも良く使用している「ミラーパウダー」ですが様々な仕様のものがあり、また販売店などでも呼び方が異なっています。その為、名称が異なる「ミラーパウダー」を複数の店舗で購入し、結果同じ「ミラーパウダー」だったということもありました。今回はこれまで入手した「ミラーパウダー」を簡単に整理してみました。また「ミラーパウダー」という名称も統一された名称ではなく、聞く人によってはイメージする材料が違う人もいると思います。ですので、ここでいう「ミラーパウダー」は『ミラー(鏡)のように光を反射して、更に偏光(角度によって色が変化)する材料』として捉えています。

 

私が保持している「ミラーパウダー」では、大きく2種類の材料に分類して使用しています。過去の記事では「パール系」「メタリック系」として分けていますが、分類の仕方は下記の通り。

 

「パール系」:Candoの「フェアリーダストパウダー」が代表的な素材ですが、パウダー自体は白っぽい色をしており、付着する地の色に左右されるパウダーです。偏光よりも光の反射の度合いが強いので、透明な素材で使うとパールのような光り方をするので私はパール系と名付けています。黒い下地で使用すると下記「メタリック系」のように偏光が強くなるものもあります。(下写真は黒ベースのパール系ミラーパウダーです。)

 

「メタリック系」:「マジョーラ」が代表的な素材ですが、パウダー(若しくは塗料)自体の色がはっきりしていて、あまり地の色に左右されないパウダーです。偏光度が強く、モノによっては複数の色に変化します。素材の色がメタリックっぽいのでメタリック系と名付けています。偏光が強いので販売店によってはカメレオンパウダーなどと呼んで販売しているお店もあります。

 

以上、素材によってはseriaの「ミラーパウダー」のように、「パール系」「メタリック系」の中間的な素材もありますが、基本はこの2種類に分類されるのではないかと思います。