無知は時に罪である•辺野古ボート転覆事故 | 毎日たのしく。

無知は時に罪である•辺野古ボート転覆事故


辺野古沖ボート転覆事故。

発生当初より報道される割合も上がってきましたので、ご存知の方も多いでしょうか?

この事故で当時高校2年生の武石知華さんは修学旅行のプログラムの一つである辺野古沖からボートで基地を見るコースを選び、日頃抗議船として使用されている小さなボートに乗せられ、そして命を取られました。




6月。

本来なら大学入学に向けて楽しみを棚上げし、勉強にスパートをかけ始める頃だったでしょう。


知華さんは私の娘と同い年です。

私の時代とは違い、飛行機利用のハードルが下がった今、高校生の修学旅行のトレンドは沖縄です。

うちの子も同志社国際高校と同様、沖縄に行ってきました。

そして、ご家族がSNSに載せた写真と似たような髪型で、似たようなポーズで写真を撮り、たくさんの(自分用の!?)お土産を抱えて元気に帰宅しました。


写真の中の知華さんは、そんな我が子と似ており、もしどこかで縁があれば、友達になっていたかもしれないなと思います。


なので私はこの事故を他人事とはできませんでした。



最初は学校の安全管理はどうなっているんだ!?という憤りから始まりました。

それは本当に無知な憤りだったなと今は思います。


SNSには玉石混交の情報が入り乱れており、特にイデオロギーに関するものは、個人の信条が強く入るため何を真実に近いとするか、そこに辿り着くには多くの時間がかかります。そのせいか、その手前でノンポリを決め込む日本人は多い。

イデオロギーについて熱く語るより、日々の仕事や子育てをしっかり行うことの方が、日本の発展には有効であると思っているのではないでしょうか?

もちろん、その通りでもあり、私はその1人です。


しかし、今回の事故を他人事とは思えなかった私は、面倒ではあったもののSNSをできるだけチェックする様になりました。

事故発生当時、信じても良いだろうと思える公的な情報は限られていたと思います。


最初にえっ?と思ったのは大阪府知事である吉村さんが府知事の定例会見の中で、「マスコミはもっとこの事故について報道して然るべきだ」と答えた事です。


そこで、マスコミには想像以上に大きなバイアスがある事、それがイデオロギーの影響もありそうだと本当に実感となって押し寄せてきました。


そして、彼女が乗った船の運営団体「ヘリ基地反対協議会」は国政政党の1つが構成員として関わっていること」に辿り着きました。


党首はそれを認めました。

しかし、それ以降の進展はありません。


文科省はこの事故を受けて同志社国際高校の運営団体である学校法人同志社に立入調査に入りました。

その結果は文科省のホームページで読む事ができます。


文科省の問いに、高校側は何一つまともに答える事ができませんでした。


よくこのレベルの人たちが、あの事故の最中、自らの手で海難救助を発信し、点呼し、浅瀬に辿り着いた同志社国際高校の、優秀な生徒たちを日々指導することができたものだと思います。


文科省の報告書は難しくありません。

時に解釈に困る官庁から出た文書とは思えない程、平易です。

知華さんの命の重さに敬意を払い、答えの出ない永遠のイデオロギー論争にすり替わらないよう、問題点を絞り、教育基本法を柔軟に解釈し、現場の負担にならない言葉を選んでいます。


これが現場の「萎縮」に繋がると言っている人達がいます。


このヘリ基地反対協議会の活動に共感し、抗議船に乗り辺野古を視察している国会議員達です。

その人達は、文科省の報告書に対し「萎縮」という言葉を投げつけています。


9月に知事選を控えるデニー県知事もその1人です。


ヘリ基地反対協議会の抗議活動は法の範囲を逸脱しています。

今回の事故はその延長線上で起こりました。法ギリギリ、又は逸脱した行為を行なっている抗議船に乗せられ、同じように船は進んだからです。


「ペンは剣より強い」という言葉があります。

国会に人を送るだけの力を持つ人達が、何故言葉で戦わないのでしょうか?

大学を修了し、弁護士のような国家資格を得るほどの能力を持った人達です。

なぜその力を言葉の力として使わないのでしょうか?


私は認めません。


しかし、私も認めなければならない事があります。

私は辺野古基地の反対運動を純粋に戦争反対を望む人の運動だと思っていました。

ジュゴンの生息地が奪われるのか…そんな報道だけを信じていました。


2年前、路上で抗議活動をしていた活動家を庇って警備員が亡くなる事故がありました。

もしあの時、私が、私達が深く記事を読み背景を理解していたら、辺野古の異常性に気がついた筈です。

おかしいと声をあげていたら、武石知華さんが抗議船に乗せられることはなかったと思います。


この世に起こる全ての理不尽な出来事全てを我が事として引き受ける必要はありません。



それでもやはり、私の無知は罪だったと思うのです。


この記事は私のただの懺悔のような気もします。

だから尚更、ご家族が納得し、穏やかなお気持ちで今一度沖縄に行けるまでこの度は関わろうと思います。




6月16日。

今日は武石知華さんの3回目の月命日です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。





吉村大阪府知事の定例会見です。

18分頃から辺野古事故の話題に触れています。



辺野古ボート転覆事故遺族日誌




同志社国際高等学校の研修旅行等について (これまでの把握事項と文部科学省の見解)

文科省の報告書です。


辺野古沖転覆事故〜当事者の日記〜

あの日、武石知華さんとは別のコースを選んでいた生徒さんの手記です。



きーこさんのX

 

 おそらく同志社国際高校(学校側ではなく)と近しい位置にいらっしゃる方です。

丁寧に慎重に正確な情報をあげられています。