It’s India? ホテルマンの年収のお話
Hyderabad to Delieの眺め
高度が上がり切ったあたり。
久しぶりに青空と強い陽の赤が見えました。
下界を遮る雲は、多分水蒸気から構成される雲ではない…と思われます。
コロナ禍、デリーからヒマラヤ山脈が見えたとニュースになっていましたが、そんな話も今や昔。
コロナ前に来た時よりは空気の質は良くなっていると感じたのですが(マスクなしで過ごせた)、空を見上げるとねぇ…。
これは我が国の上空から撮った写真。
時間帯は違いますけど差は歴然。
っていうか、水蒸気の雲は白いな!
あちこち回った先でやたらとサステナビリティアピールされましたけど…少しずつ効果は出てるんでしょうかね。
太陽光発電で必要な電力の5割以上賄えるっていう会社もたくさんありました。
灼熱の国の強みだねぇ。
そんなインド最終日は空港近くの良いホテルに泊まってました。
空港までの送迎の車の中でホテルドライバーと話してたんですけど、ちょうど熱波がデリーを襲っていた頃だったので、人がたくさん死んでるって話でしてね、皆んなが皆んな冷房のある部屋に居られる訳じゃないって。
そこからお給料の話になりまして、いくら貰ってるのか聞いたら、250米ドルって言うんですよね。
(彼のインドルピー→米ドルの換算が間違ってない、私のヒアリングが間違ってないが前提ですが)
一瞬、日給?って思いましたけど(だったら自分が転職するって話やん)、このホテル。。一泊でそれ位いきます。
で、「It’s India 」って彼が言ったんです。
人当たりよく、しっかりした言い回しで、わかりやすい英語を話す人でした。
その後でしたか、空港でトイレに行きましたら、お掃除のおばちゃんがいたんですけど、トイレのドア開けたりペーパータオル取ってくれたりする訳です。チップが欲しいのだと分かりますし、ここでいくばくかのチップをあげることは、全くやぶさかではないのですがね。
いくらあげていいのか皆目わからない
いくらにすればいいのかとトイレの中で悩む私。
キャッシュなんて使う気なかったのでお財布は底の方に入ってるから取り出すの大変だし。
ホテルのドライバーが250ドルならトイレのお掃除おばちゃんは更に下よね。
散々悩んで(トイレの中で)、40ルピー(80円弱)差し上げました。
しかしその後も、その金額で良かったのか、なんならもっとあげて今月の生活が潤った方が良かったんじゃないのか、それとも少なすぎたんじゃないかとしばらく悶々(悩む必要のないことで悩む日本人)。
巷にはみんな横並びの日本を下げる言葉もありますが、日本って職業に貴賎なしを、まあまあ地でいってると思うんですよね。
(賃金格差はありますよ、やりたいやりたくないもんありますよ、もちろん)
でも貧富の差が少ないのは皆んなが皆んな一緒でいいと思う日本人の気質が何百年もかけて辿り着いた場所かもしれない。
日本人は自分だけでなく全員が中流意識を持ってる状態が1番幸せを感じる国民だと思うんですよね。
タクシードライバーやホテルの清掃スタッフをみて自分より下だと思う人っているかな。
逆に高そうなスーツ着て車から降りてくる人を偉いとは思わない。
いい偏差値の大学行ってる学生たちも、割りが良いからガテン系バイトでするし(韓国の子は絶対しないと聞いたことがある)、お手伝いさんを好まないのは、自分の家に入られることが嫌(狭いし)というのもあると思いますが、人を下に見てあれやこれや指示するのが嫌というのもある気がする。
だから、貧しそうな感じでチップ求められると、どうしよ〜ってなるんですよ。
その国なりのBest Way を探すのが1番なんでしょうね。
美味かった
それでは皆さま、今日も素敵な一日を
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