私学補助2年連続減 08年度、3248億円交付
日本私立学校振興・共済事業団は、国が08年度に私立大学や短大、高等専門学校に交付した補助金の状況を発表した。873校に、3248億円が交付されたが、前年度より32億円少なかった。
07年度から毎年1%ずつ5年間減額することを決めている政府の「骨太の方針」に沿ったもので、2年連続の減少となった。
交付先の内訳は、大学536校、短大334校、高専3校。交付額のトップは、学部生が6万9千人と最も多い日本大で、112億円。4万8千人の学部生がいる早稲田大が93億円で2位、医学部のある慶応義塾大が89億円で3位だった。
東北文化学園大(仙台市)、創造学園大(群馬県)、瀬戸内短大(香川県)、夙川学院短大(神戸市)の計4校は、経理に不適正な点があったなどとして交付が見送られた。大幅な定員割れや超過などを理由に、補助金を申請しなかった大学・短大も47校あった。
朝日新聞 2009.4.6