すでにご存じという人も多い気がするが,バンダイナムコゲームスと日本コロムビアは,同社の「アイドルマスター」シリーズに収録された楽曲や声優のトークなどを収めた音楽CD「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすか SPECIAL 01」が第54回日本レコード大賞の「企画賞」を受賞したことを発表した。

発表によれば,レコード大賞の企画賞は「独創的な企画意図をもって製作され,大衆音楽に大きく貢献した」作品に与えられる賞とのことで,アニメ,ゲーム関連で同賞を受賞したのは1988年の「交響組曲・ドラゴンクエストI II III」や,1997年の「新世紀エヴァンゲリオン」など,ビッグネームばかり。そこにアイドルマスターが名前を連ねることになったわけで,割とすごいかも。

―中略―


■日本レコード大賞概要

社団法人日本作曲家協会と日本レコード大賞制定委員会が主催で、1959年より始まっています。各賞の中で、『企画賞』は独創的な企画意図をもって製作され、大衆音楽に大きく貢献した『作品』(ミュージックビデオを含む)に贈られています。

アニメ・ゲーム関連で過去にレコード大賞に上ったものは、タイアップなどを別にすれば 1970年の「ムーミンのテーマ」(童謡賞)、78年の「宇宙戦艦ヤマト 3部作」(企画賞)、88年の「交響組曲・ドラゴンクエスト? ? ?」(特別企画賞)、91年の「おどるポンポコリン」(大賞)、97年の「新世紀エヴァンゲリオン」(企画賞)、「もののけ姫」(作曲賞・企画賞)、2008年の「崖の上のポニョ」(特別賞)など、半世紀を越す歴史の中でも数えるほどの受賞です。


■受賞作品概要

「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすか SPECIAL 01」(2012年8月15日発売)
本アルバムは、2011年7月~12月に放送されたアニメ『アイドルマスター』からのスピンオフアルバムとも言えるシリーズの第1弾です。アニメの劇中で活躍する主人公のアイドル達が、大ブレイク後に持ったテレビのレギュラー番組「生っすか!?サンデー」をモチーフにしています。通常は毎週日曜日の午後に放送される設定ですが、本アルバムでは「特番編成で12時間の公開生放送に所属事務所一丸となってチャレンジしている」という設定です。各パートを数名で担当し、トークなどのほかに新曲や視聴者からのリクエストで募ったカバー曲を披露します。

このシリーズではユーザーの方々にホームページ上で「アイドルに歌って欲しい曲」をリクエストで募集しました。「このアイドルにはこの曲が似合う!」といったプロデューサー視点で自由に応募いただき、アニソンに限らずJ-POP など様々なジャンルから毎回3~4000通が届きました。各アルバムでは選ばれた曲をアイドルが2曲ずつカバーしており、キャラクターと曲とのハマリ具合が、アルバムのもうひとつの聴き所です。また新曲の「初恋」は、1章から5章までの連作シリーズとして各アルバムに収録。季節の移ろいと共に鮮やかに“初恋”を描写し、ご好評いただきました。

このシリーズは『企画賞』を受賞した「01」から「05」までの5種を発売し、その全てがオリコンの週間総合アルバムランキングで初登場トップ10入りを果たしました。

■関係者コメント

日本コロムビア株式会社
A&R本部 本部長 執行役員 前山寛邦
第54回レコード大賞において、『アイドルマスター』の最新CD「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER  生っすかSPECIAL01」が企画賞を受賞いたしました。ここにファンの皆様にご報告するとともに、バンダイナムコゲームスのスタッフの皆様、すべての関係者の皆様、そしてなによりも、カバー曲のリクエストなど、このCDをプロデュースしてくれた日本全国のプロデューサーの皆様に心より感謝いたします。
 このプロジェクトは、ゲームだけでなく、CD、ラジオ、ステージ、アニメーション等、圧倒的なスピードで進化・発展し続けています。その背景には、かならず音楽があります。アイマスほど、音楽が重要な役割を担うコンテンツはないでしょう。プロジェクト始動から7年目、レコード大賞という栄光の賞を受賞できたことは、プロジェクト全体にとって大きな意味を持つものと思います。
 『アイドルマスター』の弊社の映像・音楽ソフト総出荷枚数が200万枚を突破したことも、今年の大きな話題でした。あわせて関係者の皆様に御礼もうしあげます。
弊社は、今後とも、ファンの皆様によろこんでいただけるよう、良質の音楽コンテンツの制作・販売に前向きに取り組んでまいります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

株式会社バンダイナムコゲームス
『THE IDOLM@STER』シリーズ総合プロデューサー 坂上陽三
栄えあるレコード大賞企画賞をいただき、日本コロムビア社様並びに関係各社の皆様、おめでとうございます。私たちアイドルマスタープロジェクトのメンバーも大変喜んでおります。『アイドルマスター』は2005年の7月よりアーケードゲームとして産声を上げたコンテンツです。同時にゲーム中のアイドルたちの楽曲がお客様に好評をいただいていました。
7年間という歳月の中で『アイドルマスター』は家庭用、ソーシャルゲーム、アニメそして音楽CDとして活躍の場を広げてきました。それらを繋げる大きな役割を「歌」が担ってきました。そんな中、今回このような賞をいただけたことを大変名誉に思っております。これもご尽力いただきました皆様のおかげでございます。そして、何よりも『アイドルマスター』を愛してくださっているお客様へ感謝の言葉を伝えたいと思います。本当にありがとうございます。


株式会社バンダイナムコゲームス
『THE IDOLM@STER』シリーズ総合ディレクター 石原章弘
 『アイドルマスター』の記念すべき音楽CD第1弾「MASTERPIECE 01」が発売されたのは、2005年9月28日でした。発売当時は、春香たち、765プロのアイドルたちを「どうすれば本当のアイドルのようにしてあげることができるのか?」を、ただただ考えていました。幸い、春香たちは多くの「ファン」の皆様、そして、彼女たちのことを大事に育ててくださる多くの「プロデューサーさん」に恵まれ、活躍の場を広げることができました。
そして、遂には活動7年目にして、レコード大賞という名誉ある賞までいただくことができました。受賞に際しての最大の功労者は、間違いなく全国の「プロデューサーさん」です。本当に、ありがとうございました。そして、これからも、最高の応援と、彼女たちのプロデュースをお願いいたします。


株式会社バンダイナムコスタジオ
『THE IDOLM@STER』シリーズサウンドディレクター 中川浩二
多くの人に支えられながら長くこのコンテンツを続けてきた結果、今回、このような素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思います。
これからも、皆さんの期待に答えられるよう『THE IDOLM@STER』を音楽の側面から支え続けていきたいと思います。アイマス最高!


株式会社アニプレックス
アニメ「アイドルマスター」プロデューサー 鳥羽洋典
このような名誉ある賞を頂き、非常に光栄に思っております。
 『アイドルマスター』というコンテンツはファンの皆様の長きにわたる支えの上で成り立っています。今回の賞も出演者やスタッフのみならず、ファンの皆様と一緒に頂いたものだと思っております。このコンテンツに携わって下さっているすべての方々、そして何より『アイドルマスター』を心から愛して下さっている全国のプロデューサーさんへの感謝の思いで一杯です。本当に有難うございました。

http://www.4gamer.net/games/137/G013714/20121218062/(全文)





>1970年の「ムーミンのテーマ」(童謡賞)、78年の「宇宙戦艦ヤマト 3部作」(企画賞)、88年の「交響組曲・ドラゴンクエスト」(特別企画賞)、91年の「おどるポンポコリン」(大賞)、97年の「新世紀エヴァンゲリオン」(企画賞)、「もののけ姫」(作曲賞・企画賞)、2008年の「崖の上のポニョ」(特別賞)


う~ん・・・何度見ても他の受賞作品が最強すぎる。
この作品郡と肩を並べるほどのレベルのコンテンツに
アイマスは成長したということか・・・純粋にスゴイ

企画賞はアニメ、ゲームだとエヴァ以来15年ぶりの快挙ださそうです。
その間にも音楽的にも優れたゲームやアニメはたくさんあった訳ですからねぇ・・・その中から選ばれるんだからやはりスゴイ