眼を閉じると瞼の内側が真っ暗なスクリーンとなり
そこに思い出すのも嫌な様々なイメージが映し出される。
僕が一番怖れているものが見えてしまうのだ。
勇気を振り絞り眼を開けて寝静まった寝室の天井を確かめる。
僕は暗闇の中に真白な天井のクロスを見つめているが
きっと見ていないのだろう。白いクロスに安心した。
真美からメールがきた。
「今日か明日には生理になるよ」
生理になる前にエッチしておこうということだ。
出会ったころに比べると
ずいぶんと大胆になった。
顔にシミも増えたように思う。
まみを責める気はさらさらない。
黒いシミが化粧によって
気持ち目立たなくなる、
あの灰色の部分が僕は大好きだ。
舐めたくはならないけど愛おしい。
音を立ててフェラされてるとき
まみの髪の毛を優しく撫でてあげたくなるということだ。
最近のジョギングで
逞しくなった僕の太腿や腹筋を愛おしく舐めてくれた。
僕は立ちバックでずっとずっと激しく突き上げ続ける。
イってもイってもきりがないくらいまみはイく。
セックスが目的から手段に変わっていく瞬間だった。
僕は汗を拭い取り、靴下を履く。
僕の左足甲らへんにシミがあった。
老人の足のように見えた。
帰りの運転にはどっと疲れが湧いてきた。
お化けの出そうな暗い森の沼から次々と湧いてくる
名前もないような小さい虫のように。
生理はこんな疲れきった僕の体のために存在することが
やっとわかったのだ。
たまには理由も必要だ。