色々用意した・・
そしてこのホテルの十階・・114号室・・
僕はこの屈辱の日々から逃れたい・・のだ・・
しかし・・決心がつかない・・
(怖い)
ネットで調べた薬品・・
カッター・・睡眠薬・・
ロープ・・etc・・
(怖い・・)
心が点滅する・・
一番感じているのは・・自分を滅することが出来なかったら
・・どうしよう・・
チョップ&パンチ 「ドゥモぉ!チョップ&パンチでございます!」
TVでは僕がパンチさんと漫才をしている・・
僕の考えたネタ・・受けないネタ・・
滑り始めたら止まらないネタ・・
そして・・その滑り芸が・・逆に話題になっている・・
恥死に値する・・そのネタ・・
もぅ・・だから僕は絶望して今日ここで
自分を滅しようとしたのだが・・
(怖いよ・・)
その時だった・・なにか部屋が点滅して発光し始めた
・・・気がした・・
っというより・・空気の中の核が膨張して膨らんで
隣の部屋から「白」が侵入してきたような・・
部屋全体を靄で神々しく浄化するように
僕の部屋に光が広がった・・
・・・気がした・・
「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
かすかに叫び声がしたような・・気がした・・
「白」は急激に薄れていく・・
「あ・・失礼しましたチーズinバーグに何時か成ります」
TVのパンチさんがボケている・・
僕は表の様子を伺うため・・うっすらと部屋のドアを開けた
「それじゃ全部チーズじゃん!!」
嗚呼・・僕のヘタクソなツッコミが・・
後ろ頭で響いている・・
園町の情景 ① ( 自由・・)
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