何の勢いか知りませんが
「0の焦点」を見てしまいまして・・・・・・・今やっと ベッドの中です 笑
学生時代に松本清張さんの本は よく読みましたが・・・もう忘れちゃったなσ(^_^;)
映画化されると ことごとく暗くなってしまうのは、致し方ないのでしょうね
サスペンスですしね・・・・
それでも、「砂の器」と言い 「0の焦点」と言い
自分の過去を塗り消したい人間の姿を その犯罪を 克明に抉り出す
その手法は・・・しっかりと映画の中に息づいていて
見ている最中ずっと・・・・・呼吸が止まっている自分に気づきます 笑
感染症《砂の器》であったこと・・・・・パンパン《0の焦点》であったこと なかったことにしたい過去
そこまでの重さが無くても、自分の中にも
忘れたい 消し去りたい過去の 一つや二つあるんですよ・・・・
でも、絶対に消せない 忘れたい過去も自分の一部だ と 僕も思います
以前、友人の子が倫理的な問題を起こした
何度が話し合いを重ね 反省の色が見えないことが問題だ・・・・・というところで
事故に巻き込まれ、一年間の入院生活・・・・
出てきた時には 過去のことは、うろ覚え・・・・・その子は 反省できなくなってしまった
今でも、その子の倫理観はズレたままであり・・・・償えなかった過去は
周りの人間の中にだけ、後味の悪いものとして 残っています
もちろん「もう過去の事なんだから 忘れてあげればいい」と言う意見も よ~く分かります
実際 他人は、人の過ちを いつまでもほじくり返す必要はない と思います
しかし・・・やってしまった本人が忘れてはいけない!!! とも思うのです
心に入った罅を抱えて・・・・・・うん 自分の弱さを抱えて生きる事が
次の過ちを 未然に防ぐ手立てだと・・・・・・
僕は久々に 松本清張さんの世界から感じさせられました。