2012年度の砂防講演会が、平成24年5月21日に行なわれた。

 講演者は、前国土交通省 砂防部 砂防計画課長の森山裕二氏である。
 演題は、
   「砂防事業を巡る最近の情勢」
   ~これまでの取り組みと今後の課題~
                          である。

 これまでの、砂防のあゆみや地震・火山活動に伴う土砂災害の現状を、自分の体験を交えて分かりやすく説明された。
$くいしん坊技術士tarou78の技術日誌


 砂防技術は、日本国内のみならず、今後世界から求められる技術であると話されたのが非常に印象に残った。

 我が国の経済情勢を考えると、必要であると分かっていても防災(ハード)に使える予算は限られてしまう。今後の国民の安全・安心のためには、災害の影響をできるだけ小さく(早期発見・早期避難)するソフト的な技術の開発が重要となると思う。情報基盤の充実が求められている。

 講演会後の懇親会は、多数の人が参加して非常に盛り上がった。特にH次長の挨拶がとてもよく、砂防に関わる人々を勇気づけた。