放射線治療前の診察 | tarou-myloveのブログ

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コーギータロウとわたしのブログ。

機嫌良く車に乗り込み隣県の動物病院、放射線科へ出発。

 

【放射線科の初診】

大学病院での生検結果が出るのに約10日、それから予約をとり

2月13日に迎えた初診。

ご飯を食べるようにはなったものの体重は戻らないままでした。

逆くしゃみの回数も多くなり、呼吸も苦しそう。

それでもスタスタ歩き元気そうにはしてました。

 

予約は10時。待ち時間もなく診察。

事前に大学病院からのデータを見てくれており、

放射線科の先生の意見も大学病院でのものとほぼ同じでした。

完治は難しく、放射線治療はあくまでも生活の質の向上維持のため。

治療がうまくいっても6ヶ月をまずは目標に。

無治療での余命は数ヶ月。それも2〜3ヶ月。

 

わたしからは

タロウが少しでも楽になるように、

普通に過ごせる時間が持てるように、

治療が体へ負担となり苦しい思いをさせての延命は望まないことを

お願いしました。

 

放射線治療のリスク、予想される後遺症の説明を丁寧に受けました。

短期的な後遺症と時間が経って出る可能性のある後遺症。

確率は数%でも恐ろしいものもありました。

時間が経って放射線をあてた鼻に穴が空いてしまうと塞ぐことができない、

ご飯も食べられず相当苦しむし、世話もとても大変だと。

その他にも脳への転移があるため放射線が脳に与える可能性があるダメージについても

説明を受けました。

そのために安楽死を選択せざるを得ないケースも。

 

ただ、そうならないように投薬やケアをしながら放射線治療をしていくと言う

説明もしっかりわかるように時間をかけてしてくださりました。

 

可能性をゼロにできないための説明でしょうが、

正直迷いました。

治療で一層苦しめることになる可能性を考えると怖かったです。

 

それでもこのまま何もせずにはいられなかった。

できることはしたかった。

 

放射線治療をお願いしました。

 

最初に先生に提案されたのは毎週1回、5回の放射線。

 

通院に片道50分、高速の渋滞を考えると片道1時間半。

会社を休まなければ通院できません。

3月は年度末なので会社を毎週休むのはかなり厳しい。

先生から併設の救急病院は夜間もやっているので朝連れてきて

夜迎えにくると言う案も出してくれましたが。

わたしの今の職場までは自宅から1時間半以上。

病院とは全く方向が違うため、

9時に病院に連れて行ってその後仕事に行くと言うのは

現実的ではありません。

4月になれば毎週通うこともできると相談すると、

「そこまで待てる状態ではない」と。

2月中ならある程度休めるため、

5回毎日放射線をあてる

というプランに。

 

治療を始めて途中で来れずに2週間あけてしまうのは一番良くないと。

 

会社の同僚には家庭の事情や介護をしている人もいます。

会社での立場上、年度末にどうしても休めない日ができるかもしれない。

わたしの家族や知人も3月中はそれぞれに事情があり、

近所の動物病院までならともかく高速を使って1日がかりでは

簡単には代わってもらえません。

わたしには大事な、大事な犬でも

他の人にはそうではないという引け目もありました。

タロウの病気のことを相談して

言葉にされなくても感じることがあったから。

 

 

連続で放射線をすることと毎週1回放射線をすることでの

成果やリスクの違いがあるのか、など疑問や不安に答えて貰い

2月中に連続5回でお願いすることにしました。

仕事は1週間休みました。

 

こちらの事情や気持ちにじっくりと寄り添って貰い、

その中でベストな選択をしてくれたこと。

 

この病院、この先生にお任せしようと思いました。