今年もあっという間の1年だった気がします(半分くらい夏だった気がします)。
今年最後の記事は、最近読んだ本についておしゃべりすることにしました。
雨穴さんというホラー/ミステリー作家をご存じでしょうか。
現在、最新刊の『変な地図』が絶賛発売中です。
この本は単行本としては、雨穴さんの4冊目の小説になるかと思います。
最初雨穴さんはご自分のYouTubeチャンネルで動画形式の作品を発表されていましたが、あまりの人気ぶりに本を書かれるようになったのだと思います。
ケチな私はずっと無料のYouTubeチャンネルで作品を観賞していたのですが、とうとう好奇心に負けて(?)、小説を購入してしまいました。
雨穴さんのYouTubeチャンネル
『変な地図』は、YouTube動画の主人公・雨穴さんの相談役である栗原さんの伝記という形を取った小説です。
奇妙な妖怪が描かれた古地図を基に、若き日の栗原さんが祖母の死の真相を解き明かしていくといったストーリーです。
江戸川乱歩が好きというだけあって、雨穴さんの作品はどれもただの謎解きミステリーの域を越えて、読んでいるそばから胸がざわついてくるようなオカルト的要素に満ちています。
YouTubeの動画では、そんなおどろおどろしい物語を全身黒タイツに白仮面をかぶった雨穴さんがユーモアを交えながら進行していくので、これは人気が出ないわけがありませんよね。
ちなみに雨穴さんは小説の執筆はもちろん、動画の作成も全て一人で行われているそうです。
普段は全然読書家ではない私でも、『変な地図』はあっという間に読めてしまいました。
理由として、ストーリーが面白いのはもちろん、文章がものすごく簡潔で、説明文だけでは分かりにくい位置関係には補助イラストが付いていたり、謎解きや伏線回収の場面になると、鍵となる前出の文章をイタリック体で再度挿入してくれていたりするからです。
本が売れない時代、つまり本を読む人が減っている時代には、良いか悪いかは別として、こういった工夫というかアイデアも大切になってくるのかもしれないなぁと思わずにおれませんでした。
雨穴さんが最初から小説を書くことを目標にして、YouTubeへの動画投稿を始めたかどうかは定かではありません。
しかし、とにかく、まずは誰でも作品を発表できるYouTubeという媒体を利用して、活動を始めたのが、タロットカードの「魔術師」そのものに思えました。
「魔術師」は、今手元にあるものを使って、とにかく何かをスタートさせることに意義があると唱えるカードです。
それが将来、どういった結果をもたらすのかなんて関係ありません。
おそらく、雨穴さんも動画制作を始められた当初は、自分が将来ミリオンセラー作家になって、外国人記者クラブで会見することになろうとは思ってもみなかったでしょう。
「魔術師」のカードが出ると、時と場合によっては、
「始めろと言われても、何を始めたらいいか分からない」
となって、いきなり壁にぶつかることがあります。
それは、どうしても結果がどうなるかを気にしてしまうからなのでしょうね。
それでも、今の自分にできることを何か少しでもスタートさせることが、予想もしない可能性へとつながっていきます。
もうすぐ新しい年がやってきます。
私自身、今の自分にできることは何か、とあらためて自問自答してみたいと思います。
皆様、今年もブログを通して交流してくださり、大変ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
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