【タロット解説】ペンタクルのエース(ウェイト=スミス版) | さざ波スワン ~タロットと旅する~

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今日はウェイト=スミス版タロットの小アルカナ(数札と人物札)から「ペンタクルのエース」を取り上げて、お話したいと思います。
まずはカードをご覧ください。

 


「そもそも、ペンタクルって何だろう?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
ペンタクルとは雲から突き出た手が受け止めている丸い円盤のような物体です。
このペンタクルは、元々、伝統的なタロットにおいてはコイン(金貨)として描かれていました。
ペンタクルも一見コインのように見えるかもしれませんが、そこには大きな違いがあります。
それはペンタクルに五芒星が描かれている点です。
コインが物質を象徴するとすれば、ペンタクルはそれに精神性が加わったものなのです。

私たちは目に見える物質の世界に生きています。
生きていくために必要な物、あるいは五感に心地よい物を手に入れることが時に人生の目標になったりします。
しかし、そういった物質面ばかりを重視して生きていると、ふとした瞬間に「自分はいったい何のために生きているんだろう」といった疑問が浮かんでくることはないでしょうか。
物質的な充足だけでは物足りなくて、何か精神的な高みに達したいという欲求が湧いてくることが誰にでもあるはずです。
精神的な高みというのは、言い換えれば、「生きている意味」、「真に価値ある人生」といったものです。
ペンタクルは、現実の世界において、そういった精神的な高みを目指すことを表しているのです。

また、「ペンタクルのエース」を初めてご覧になった方の中には、雲の中から突き出た手に違和感を覚える方がいらっしゃるかもしれません。
これは別に摩訶不思議なムードを醸し出そうとしているわけではないのです。
掌が開かれているのは、このペンタクルを受け止めるためです。
つまり、精神的な高みを目指すことを受け入れているのです。
そして、雲から突然手が出現している様子は、そういった動機がどこからともなく生まれてくることを表しています。

タロットの「エース」は、「始まり」を意味します。
したがって、「ペンタクルのエース」が出た時は、人生の真の意味を見つけるために最初の一歩を踏み出すことを考えてみるとよいかもしれません。

ところで、このカードには手とペンタクル以外にも、草花が生い茂った美しい庭が描かれています。
この庭はいかにも穏やかで平和な場所といった感じがします。
人生の真の価値を手に入れるためには、時に、この安全で守られた庭の外へと出ていくことも必要なのかもしれません。
小道は庭の出入り口となっている丸い緑のアーチへと続いており、その向こうには水色に煙った峻険な山並みが望めます。
高い山は叡智を象徴しています。
精神的な高みへ到達するということはつまり、地上から遠く離れた天界(とここでは便宜上書いておきます)の叡智へと近づくことを意味しているとも言えます。

 

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