前回からの続きです
(前回の記事はこちら:とある社長の成長〜ケチは金をケチるだけがケチじゃない!〜【前編】)
社長個人のセッションが終わり、従業員一同集まり、グループセッションに切り替えました。
まるで社内でも重要になっている部分だと示すように、社長はまたまた禅タロットから「ケチ」のカードを引きました。
この数ヶ月きつく当たってしまったという従業員が引いた現在を示す部分に、
水の組 ナイト TRUST 「信頼」
そして、結果に
水の組 ペイジ UNDERSTANDING 「理解」
現在、この従業員は「自分は信頼されていなく、理解を得られていない」と思っていて、「ケチ」の通り社長からの信頼・評価は差し出されていません。これでは、この従業員は紐なしバンジーをすることはできません(評価だけが気になってしまい、集中できないためミスをしてしまう)。
禅タロット「理解」からは、「仲間だろ!こっち来いよ」って言ってる数羽の鳥と、カゴに閉じ込められているから仲間のところに飛んでいけないと思い込んでいる鳥。なぜなら、カゴだと思っているその場所は実は頭上は囲まれていないので鳥である彼は仲間の元へ今すぐにでも飛んで行ける状態ということ。
本当は、社長をはじめ会社内でこの従業員は必要とされていたのですが、キツく当たられたことから「自分はそちら側へいけない」と思い込んでいたのです。
「信頼をしていること」「会社の今後のはなし」「どうしてキツく当たってしまったのか」伝われば(ケチの解放)理解につながる
そして、
社長が結果として引いたのは、
虹の組 7 PATIENCE「忍耐」
成るべくして出る結果を穏やかな気持ちで待つことができるようになるみたいですね。
「自分が結果を出せるようになるまでは・・・」と様々なことを自分の中にしまっていたら、石橋を叩く前にいずれこのカードのお婆さん同様化石化して動けなくなってしまって、最終的には従業員に給料(宝石)を渡せない状態を引き起こしかねません。
いくら「お金をケチっていないからケチじゃない!」と言っていても、心配ばかりで手を貸していれば信頼のケチになるし、グチも出てくるでしょう。自分のアイデアも自分で留めておけばリスクは避けられても事業の拡大はできません。
しかし、それらを手放すこと(見せびらかすだけじゃなくて分かち合うこと)で、穏やかな気持ちで従業員を信頼して仕事を負かすことができるでしょう。事業拡大についてのリスクを減らすための石橋叩きをやめ「成るべくして成る」を受け入れることができるでしょう。
ケチは金払い悪いだけがケチではなくてよ!
次の回でその社長からこんな報告がありました。
社長「”できない”前提で考えてしまってたため、石橋を叩いて安全を確保していたつもりだったが、そのことが大幅に時間や信頼を失っていることに気づくことができた。従業員に後日今後の事業拡大についての計画を相談したところ快く賛成してくれた。これまではなかったリスクをかぶることにはなるが、自分含め、会社全体に活気が出てきた。従業員を信頼して話したら自分を「信頼する」と返ってきた。伝えることで伝わることを再認識することができた」
そう社長らしい凛々しいお顔で仰っていたわ。
従業員の方にこの事業相談を持ちかけたのは、セッションから3日目だったそうよ。
気付くことができると意識が変わる。そして、行動が変わって結果が変わるということの証明よ。
そして、相手がいることというのはいかに会話が大事かも同時に伝えてくれているわ。
ここから、この会社には新たな目標が生まれて事業拡大のために従業員一丸となって今日も奮闘しているわ。
次に結果を変える意識に気付くのはあなたの番よ!
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