2013年 夏 

 

私は実家暮らしで横浜市内のとあるデイサービスで介護職をしていて当時31歳、

彼は都内の実家暮らしで国家公務員で27歳、の頃。

 

全くもって面識はなく、出会いは長野のど田舎で、偶然だった。

 

長野県の小谷村にある古民家ゲストハウス「梢の雪」で出会う。

        

お互いたまたま一人旅で来ていた。その宿には、社員旅行できた関西からのグループや、宿主催の合コンでカップルになったという仲良し男女数名など、わいわいといろんな人たちがいて、皆でバーベキューをしたりお酒を飲んだりして賑やかだった。

 

私と彼は比較的静かなほうで、宿主のたつみくんやそのお父さんと話をしたり、宿の常連だという男性に小谷周辺を案内してもらったりしてそれぞれに過ごした。

 

2日目の夜にはほかの人たちがだいたい帰ってしまい、3日目の朝には私と彼だけになっていた。

縁側から望む深い緑の山々を見ながら、ちゃぶだいで朝ご飯を食べた。

 

大糸線で南小谷から松本まで帰る途中、お互いの話をいろいろして、

 

彼が「今は公務員だけど、ずっとこのままでいるつもりはないんだ。いつか、塾のような、人の集まる場を作りたい」と言っていたのをよく覚えている。

 

私もエリート街道一直線の人生よりも未来が見えないほうがわくわくするので、「へえ、いいね。それとってもいいと思うよ」と答えたこともよく覚えている。

 

まさか、この人と結婚して自分がその「先の見えないわくわくする人生」を共にするとは、そのときは思っていなかったけれど。

 

 

私はそのころ、介護職の仕事で、ある末期がんの男性とかかわっていて、

しみじみと死の予兆を受け入れ徐々に衰えていく彼を前に、

 

この仕事をしていて何度か直面する、

「死ってなんだろう、未来がもう長くないとわかったとき、どう向き合えばいいんだろう」

という疑問に再び出会い、答えを見つけられずにいた。

 

 

スーツケースの中には、旅の途中で買った、ティク・ナット・ハンの「死もなく、怖れもなく」という本が入っていて、

普段ならそんな本のことを、知り合ったばかりの人に話したりは絶対にしないのだけど、

 

なぜかこの人ならわかってくれそうな気がして、その本を取り出して「こんな本を買った」と言ってみた。

彼も仏教などに詳しかったこともあり、特に驚くこともなく、「いい本だね」と言ってくれたような気がする。

 

とにかく、2時間くらいかかる、大糸線の長い旅路のあいだ、しゃべっているときも黙っているときも、

とても自然体でいられた。あっという間だった。

 

そして松本駅で、私は行きたい喫茶店があったので、ばいばいと別れた。

 

その後、秋に再会し、付き合うことになり、さらに2週間後には結婚を決め、

年末年始にはお互いの実家に挨拶、という急展開が待っていた…。

 

 

今日の1日。

 

8:00 起床 オムツ替え、上の子ごはん、自分のごはん、下の子服薬+ミルク。

9:00 食器片付け、洗濯、一時保育準備、ふたりの着替え、自分の身支度。

10:00 休憩 

 今日やることを書き出す。

・予防接種リサーチ、買い物(食材、オムツ)、書類をコンビニでコピー、離乳食用おかゆキューブつくる、郵便局で手続きする、ブログ書く、マクロビオティック勉強、インスタ絵日記書く

12:00 昼食準備、下の子ミルク、離乳食。オムツ替え、出かける準備。

13:00一時保育へ預けに行く。今日から4時間保育。

13・20〜

帰ってきたらiPadの充電が切れそうになっていたので充電しつつ、予防接種の参考本を捜すが見当たらず。眠気と疲れに襲われ、休養をとる

15:00起床。準備して外出。

15:15ファミレスにてブログ書く。

16:45 子供達を迎えに行く

 

買い物して帰宅

 

17:00〜夕飯準備、入浴準備、子供達と入浴

18:00〜きゅうけい、

 

ーーー

 

 

今日は4時間の自由時間があるので、予防接種リサーチ、ブログ、買い物くらいまでこなそうと思っていたが意外と連休の疲れがたまっていることに気づく。

肺炎球菌は治ってきてひと段落したが、連休初日から、夫の退職報告を受けて、夫婦でたくさんそれについて感想を述べ合い、感情の整理をし、夫の感情のゆれを受け止めるのに案外エネルギーを使っていたのかもしれないと思う。

昨日はせっかくのご褒美デーだったので、六本木まで行って展示をみて、外食と遠出を楽しんだ。今日はすこしゆっくりするくらいがちょうどよいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに遠出できる育児ごほうびデー、

今回はここへいきました。

 

 

 

森美術館で開催中の「建築の日本展」。

 

 

建築のことは何もわからないながら、前回の遠出で安藤忠雄展をじっくり見て

とっても面白かったので、ざっくり建築について、知りたいと思い。

 

 

4年ぶりくらいの六本木ヒルズ、

 

蜘蛛のモニュメントやその周辺の柱がカラフルなニットに覆われて可愛くなってました。

 

 

 

どうやって編んだんだろう・・・?

 

 

 

9:55、開館5分前に到着し、入場を待つ人は30人くらいだったかな。3割くらいが外国人でした。

 

入り口の撮影OKなゾーン。

 

 

 

 

坂茂の逆さ富士のモニュメントが建物にくっついていて、水面にうつる逆さ富士を見せるやつとか、

 

出雲大社が邪馬台国の時代に50mの高さであったことを示す柱が見つかり、ヤグラを再現したCGとか、

 

巡礼の旅が流行した時代、巡礼ができない人々もここをお参りすれば同じご利益が得られるという二重螺旋構造で造られた会津さざえ堂(なかが螺旋状の板貼りのスロープで、さざえのようにぐるぐると天井に向かって巻いている、世にも不思議な構造)とか、

 

前回安藤忠雄展でもほれぼれとした、星野リゾートトマムの水の教会とか、

 

9つのセクションに体験型展示が3つ、400を超える展示があり

 

 

 

最後の方いくつかは飛ばしたけれど、ほぼ全編じっくりとみて、ゆうに2時間40分が経過していました。

 

 

 

 

 

はじめまして。横浜在住、36歳主婦です。

 

1歳男子、2歳女子の育児をしながら、

今年の夏に向け、香川県へのIターン移住を準備中です。

 

結婚前からずっと考えていた田舎暮らしにむけ、やっと現実的に動き出してきたので

日々の出来事を記録していきます。