ウィッシュカード。
【カップ9】のことですね。
このカードが出たら願いが叶う、なんて
言われているカード。
心ゆくまでご馳走になって、満足している人物が描かれています。
(このカードを見ると、『余は満足じゃ』ってカードの人物が言っているような気がするのは私だけ?!(笑))
背後のアーチ上のカウンターにはカップが9つ。
ちなみにこのカップの中身はワイン。
それがカウンターの上に並べられているということは、
こんなにワインを持ってるんだぜー、って顕示しているということ。
ワインは豊かさの象徴。
そのワインを豊富に所有しているということは、未来も保証されているということを意味しているそうです。
(タロットは象徴として描かれているので、このカードが出たからといって、絶対に未来が保証されているという訳ではありません)
ただ…、このカード。
人物は商人(?)一人しか描かれていないんです。
つまり、豊かなのはこの人物だけ。
誰とも分かち合ってはいないんですよね。
腕を組んでいて、誰かに手を差し伸べるような感じではないし…。
今も未来も満たされている、というところが
ウィッシュカードって言われる所以なのかなー、と思うのですが。
(私は望みが叶うカードだとは習わなかったけど…)
物質的には満たされているけど、
心は満たされているのか?満たされているといえるのか?
一人で幸せ、で良いのか?
物質的な豊かさは大事だし、満たされれば嬉しいけど、
このカード、ちょっと考えさせられますよね…。