こんばんは 富士市タロット占い 
Star-fairy 早苗です。
最近来て下さったクライエント様で、
関東地方出身の方が居ました。
その方のお話を伺っている内に、ふと自分の事を思い出しました。
もう、三十年以上も前の事ですが ・・・
私は地元の高校を卒業し、進学したのは東京の学校でした。
都会に憧れ、親の反対を押し切って、
わざわざ東京の学校へ入学して、そして始めた一人暮らし。
引っ越しが終わり兄が帰り、
入学式が終わると父と母も帰ってしまい、
四畳半のアパートには・・・
当然 私が一人。
自分が望んでいた 一人暮らしでした。
日にちがたつに従って
家族 特に母の声を聞来たくて、聞きたくて ・・・
アパートの近くの公衆電話ボックスまで行き、
受話器を取ろうとするけど どうしても受話器を持てなくて
母の声を聞くと 涙が出てきそうで ・・・
母の声を聞くと、家に帰りたくなって ・・・
母の声を聞くと、泣き出してしまいそうで ・・・
母の声を聞くと、我慢できなくなりそうで ・・・
慌てて アパートの部屋に駆け込んで、
声を殺して泣いていました。
次の日には母からアパートの大家さんに電話が入り、
大家さんが電話をつないで下さいました。
入学式が終わり、
父と母が私をアパートに置いて帰る時、
父は真赤な目をして、じっと前を見て、
黙ってバスに乗っていた。
私の好きなおかずの時には
父が陰膳をしてくれていると。
心配しているから電話をかけるように。
それを聞き、
｢へ～ そう～。 今度電話するよ。｣ と、
それだけ言うのが 精一杯でした。
町を歩いていても、電車に乗っても、
学校へ行っても自分の周りには 知らない人ばかり。
自分から声をかけないと 誰からも声をかけて貰えない。
笑って話をする事もない。
大勢の人の中での孤独
を始めて経験しました。
今だから言えるのですが、貴重な体験でした。
この年になって同じ状況になったとしても、
これほどの孤独を感じる事は出来ないと思います。
それは、色々と経験を積みましたから ( 笑 ）
決して ずうずうしくなったのではありませんよ ( 汗！！）
何時も沢山の出会いを頂き幸せです
ありがとうございます 
