50代からの自分に恋するスピ活☆海月彩音(みづきあやね)です。
『はなとゆめ』冲方丁著を読みました
とても面白かったです
清少納言の視点から書かれています。
清少納言の印象が変わりました
【枕草子】が書かれた背景もよく解りました。
巻末の解説を読んで「そうか!」と納得したことがあります。
人々は清少納言が自宅から書いては世に流す枕草子によって、
悲劇の妃・定子の記憶を薄れさせ、
良かったことばかり思い出すようになった。
清少納言は世間の記憶の書き換えに成功したのである。
清少納言は中宮・藤原定子様に引き立てられ、心酔し敬愛していたので、
人々の心の中に残る永遠の輝きとして、定子様を枕草子に記したのです。
私も影響を受けた一人で、
枕草子の訳本を読んで、定子様って素晴らしい方だったんだなあと感じました![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
枕草子には、定子様讃歌と宮中での雅な暮らしが散りばめられ、
一条天皇の最愛の人で宮中の華とされているからです![赤薔薇](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/197.png)
![赤薔薇](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/197.png)
悲劇的な話や恨み的な記述は一切ありません。
後に詳しく調べて悲劇の全容を知りました![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/059.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/059.png)
一族没落後、第三子出産時に24歳で崩御。
この本の中でも書かれていますが、とても可哀想な最後で、
他で見た辞世の句なども胸に迫るものがあります。
一条天皇が亡くなる前の辞世の句は、この返歌の様に感じられます。
お互い深く愛し合っていたのに、引き裂かれてしまいました。
定子様が藤原道長から敵視されて執拗に追い込まれたのも、
素晴らしい方だったからこそで、
自身の野望を遂げる為の脅威と見なされていました。
数々の嫌がらせをして、困窮・孤立・破滅へと向かう様に仕向けられます。
でもこういう時こそ、人の真価が現れるもので、
悲惨な境遇の中にあっても負けない定子様の気高さと、
支える清少納言の愛が切なくて泣けました![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/061.png)
![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/061.png)
『枕草子』は、定子様の生前、人生で最も困難な時期に清少納言が定子様に捧げた作品です。
献上され、定子様の死後も書き継がれました。
清少納言が道長側へのあらぬ内通疑惑をかけられ、自宅にひきこもった際に書き始められました。
ご覧になった定子様も励まされたでしょうね![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
本の解説にあったのですが、
どんな夜の底にも光は訪れる。まるでそう言っているようではないか。
- 本を読んで、当に闇から『光』は生まれていたんだなと解りました
- 私も平安時代の前世はありますし、お客様でもいらっしゃいます。
- 雅な時代ですが、権力闘争の激しい魑魅魍魎の時代でもあります。
- 一夫多妻制で苦しむ女性も多いです。
- 文化・芸術・美は、心を鎮める為にも花開いて行ったのかなと感じます。
- それにしても清少納言はあっぱれです
- 【枕草子】は千年以上経ても伝えられる作品となり、
- 定子様は、見たこともない私達から、素晴らしい方だったんだと思われる様になったからです
【メール鑑定・前世】
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