昨夜は、テレビに聞き入ってしまいました。
昭和の歌謡曲って、やはり、素晴らしいですね。
昭和という時代そのものが、良かったと思います。
価値観の多様化が一機に訪れて、
大勢の蟻や、キリギリスが街に集い、自己主張合戦のような日々でした。
だからこそ、潔さが、キラリと光る時代でした。
山口百恵さんの長男が、百恵さんの映像をバックに、秋桜を歌いました。
百恵さんの息子さんは、映像を見て、可愛いと言い、母親である彼女を知っているのは、
自分だと誇らし気でした。
そして、百恵さんと一緒に、活躍していた時代の女性歌手が、皆さん涙ぐんでいました。
貰い泣きです。
お互いに、あれから、色々なことを乗り越えてきたものだと、思いが浮かんできて、
胸をつまらせたのかと、推察しました。
何が、しあわせかは、わかりませんが、
白いドレスを着ていた百恵さんは、「さようなら」と、
歌い終えた後、さっそうとマイクをおいた。
あの時の寿引退のシーンは、強烈で、今も忘れられないのです。
家族を作るために、生きることを選択したのですから、
確かに潔かったの一言です。
美空ひばりさん、石原裕次郎さん、坂本九さん、テレサテンさんとか、
素晴らしい歌声と共に、人の心に、生き続けるレジェンドがたくさんいました。
また、昭和の時代で、思い出すのは、夏目雅子さん。
あのように美しく生まれながら、この世を風のように、去った方でした。
美人薄命とは、よく言いました。
時間が問題ではなく、皆さん、精一杯生きて、
燃え尽きたような満足気な笑顔をこの世に残したのです。
その魅力に見せつけられ、得も言われぬ潔さを感じます。
人生は、それぞれに使命があり、全力を注いで、それに邁進して、大きな足跡を残した。
そんな生き方に、憧れます。