初めての蘇州 2日目 最終回 | たろの中国滞在記 備忘録 taroszcn

たろの中国滞在記 備忘録 taroszcn

何かと物忘れの激しい年齢となりました。
日本を離れ中国で生活していた頃の思い出を忘れないうちに綴ります。

 

商業街という名の巨大日本人街の

日式クラブ潜入を無事終えて店を出たのが

22時前だった。


 

当然のようにタクシーに乗り込むと

10分後には花苑街の昨晩のKTV前に立っていた。

受付に昨晩の老班娘(経営者のおばさん)の姿はなく、

それでも中からは客の歌うカラオケの音が響いていた。

 

「有人吗?有人吗?」誰かいますか?と大声で呼んだ。

すると中から掃除用のバケツを持った

老班娘(経営者のおばさん)が出てきた。

老班娘「あ~あんたかい、また来たのに悪いが

今一部屋客が帰ったが、部屋でゲロ戻して掃除中なんだ。

他は満室だよ」


 

小さなKTV(個室カラオケ キャバクラ)だ、4部屋ほどしかないから仕方がない。

 

老班娘「ついておいで」と言うと

数十メートル先の対面の多分一番

仲がいいであろう他のKTVに連れて行った。

受付台にはその店の老班娘がいて

さっきの店の老班娘と話をして私を紹介した。

 

その紹介された店の中でビールのケースを

整理していた、おそらくその店の

店主の男性が片言の日本語で

こんばんは、おつかれさま、なかになかに

と言われ部屋に通された。

聞けばここが彼の地元で店は夫婦で経営しており、

この旦那は昼は日系企業の運転手をしていた。

無論、家業(KTV)は秘密らしい。

 

遅い時間なので女の子を集めるのに

多少時間がかかると言いながら

電話で手配してくれた。

到着までの15分間、その男に 

この街のことを色々聞いた。

この街にめったに日本人は来ないとか

他のこの店とこの店は気をつけろとか

この店とこの店は昔からの地元の人だから安心だとか

情報をたくさんいただいた。

 

私の注文で朝までTake out可能娘の中から

浙江省娘とホテルに帰宅した。

これが超片言日本語を操る楊さんとの出会いだ。

 

その後、楊さんと こんなにも仲良しになるとは 

この時思ってもみなかった。

 

そして翌日、我が家のある広東省東莞市長安へ戻ったのだ。

 

蘇州の花苑街にI'll be backと告げて。