身体の不調を見抜くこと | タロット占い:たろすのひらめき(Tarosu No Hirameki)

タロット占い:たろすのひらめき(Tarosu No Hirameki)

昼はしがないプログラマー、夜はタロット占い師兼FP。
大阪で占うストリート出身の占い師さんのコラム。

今回はスピリチュアル的なお話を一つ書いてみます。


私の親父は、実は霊能師さん。

普段は酒と麻雀と持田香織が好きなおじいちゃん。


70近くになって、タワーレコードの持田香織のストアイベントに、杖を持ってスタンディングで参加した時には、


「すげーな、このおっさん」


と思った私であるが、親父がいざ霊能師さんのスキルを働かせると、お話してる相手の体の不調を見抜いてしまうのだ。


もちろん、親父は医者でも何でもない。

別段、聴診器を使う訳でもないし、相手に「身体を動かしてみて」とも言わない。
なのに、相手の不調がわかってしまう。


本当に凄すぎるのだ。


私自身も子供の頃から姿勢の悪さであったり、内臓の不調を見抜かれ、その部分をバシバシ叩かれ、その後少し体調が復活する。
と言うお決まりのパターンで、家を出て行くまでにこの不思議な能力で何度お世話になったことか。


こんなスキルを間近で見て育ってきたので、小さい頃は

「すごいぞ、私のお父さん」

という状態だった。


親父の霊能師さんのスキルを知らない間は、
「私もお父さんになれば、こんな施術的なことが出来るんだ」
とまで考えていたこともある。


その後、私も社会に触れるようになると、世の中のお父さんはみんなこんなことが出来ないと言うのがわかってきて、

「親父って一体・・・」と驚いたものだ。


実は昨日、久しぶりにこの場面に遭遇した。
家族の腰の不調だったり目の疲れだったりを見抜き、身体をほぐす。


姿勢が悪いのを見抜き、
「ここが疲れてるな」と言ってマッサージをして、相手を悶絶させる。

相変わらずだなと、思ったものである。


そんな「相手の体の不調を見抜くスキル」だが、私にも「このスキル」が宿っている。


どうも宿っているらしいと気付き始めたのが、二十代の頃。


占いを始めるようになってから、「ひょっとして」と思い始めた。


「霊的な能力は、遺伝で受け継ぐ」の持論を掲げている私であるが、実はこの能力を私も遺伝しているようで、私自身も何となく相手の不調がわかる時がある。


但し、いつもいつもわかる訳ではない。


きっと修行不足が原因だと思っているが、わかる時はわかったりする。


私が占いの相談中、相談者さんに

「右肩がお疲れのようですが?」と伝えたり、

「最近手術をしました?」と話しては、
「何故わかるんですか?」と驚かれることは何度もある。


正直、この分野になってくると「タロット占いと違うやん」と言われそうですが、必要に応じて伝えたり質問したりすることはあります。


それはさておき、なぜ相手の不調が分かるのかについては、私自身もうまく説明できない。


ただ、思い当たる節を考えてみると、これと言った理由はなかったりする。


具体的には、相談者さんの身体の傾きや仕草がきっ

かけで見抜く時もあれば、カードを読んでいて、スピリチュアルな力が読み取れらせてくれる場合もある。
なので、一概に理由はこれと言えないと考えている。


何度かお客様からも

「会社員を辞めて施術したら?」

と言われるのだが、医者は医者。
プロには絶対に勝てないし、勝つつもりもないので、プロにお任せするようにしている。


そして、自分の力を過信したり、このようなスキルを悪用したりはしない。そんな事をすれば、必ず自分に悪い形で帰ってくるから、それはしないと心に決めている。


なので、使うタイミングと相手は、専ら自分自身か家族に対してである。


私自身が使う方法としては、自分で自分をケアする目的である。


軽い頭痛や眼精疲労、腱鞘炎ぐらいならどこをケアすれば良いのか、自分の中で理解しているので、体をほぐしたり、ストレッチしたりするだけで、薬要らずでセルフケアが出来たりする。


もちろん、重症であったり手の届かない部分であれば医者に行くようにしているが、それでも病院通いの回数は少なくできていると感じている。


ちなみに、このスキルは100人中100人の身体の不調を見抜ける訳ではない。

神様でもないし、当たり前である。


かなり見抜ける親父も、なかなか見抜けない人が居るそうだ。


親父「どうもきちんとわからん人が1人おんねん」


たろ「親父でもそんな人いるんや?誰よ?」


親父「君や」


たろ「へ?」


私がわからないと言われて、とにかく驚いた。


あれだけ身体の不調部分をバシバシされていたにも関わらず、である。


親父曰く、「私は、自分で自分の身体のことをある程度理解している」のと「私の守護がちゃんとケアしてくれとる」と言う話らしい。


「守護って何よ」と思ったが、敢えて口にせず、
「そうなのか」と答えた私。


結局神様に手を合わせることが大切だと理解し始めた。


この話を、占いの師匠にすると、きっと「せやせや」としか言わないだろう。


こんな形で、身体の不調を見抜く能力が幸いにも備わっている親父と私である。


そんな私が相談を受ける立場になって思うのは、身体のセルフケアをしている方が思ったよりも少ないことだ。


もちろん、スポーツ選手や意識の高い方はきちんと対策をされているので、こういった話をすることは少ないのだが、普段何気なく過ごしている方ほど、体のケアをしていないことが多いように思える。


私のように、ある程度自分を理解して自分で対策できる人は良いのだが、自分の身体は後回しで、自分のために、世の中のために動いている人はとても多い。


ところが、身体はいつか突然、不調に陥るものだ。スポーツでも好不調があるように。


私は、身体を労わっていない方に伝える言葉の一つを紹介する。


『人生にとって健康は目的ではない。しかし、最初の条件なのである』

(武者小路実篤 「人生論」より)

ずっと走っていると、自分では気づかないことがある。


調子のいい時にこそ、振り返るべきことがある。
それが、健康。


「健康」がなければ、自分のやりたいことや目標は達成できないのです。


なので、自分の身体は自分で知るようにしましょう。


健康を続けるには、体の不調を知ることが大切。


私や親父のように分かれば話は早いのですが、わからない場合はどうするか?


それこそ、健康診断であったり、人間ドックであったり、近所のお医者さんしかり。


自分が理解できない部分を教えてくれるのがお医者さん。


お医者さんを上手に使って、身体の不調に気づける人になっていきましょう。


もちろん、自分でケアできる内容、できない内容があります。


でも、自分の不調を知ることは自分で出来ると思います。


自分の身体の不調を知って、適切に処置をして、また歩む。


たまにはちょこっと、自分の身体を労わることを考えてみましょう。


自分のやりたいことを、進めていくために。

ね。


(2022年6月22日、noteより)


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