漫画の思い出

花輪和一(44)

『へそひかり』

 

滅茶苦茶おかしな村がある。おかしすぎて、面白くない。

そこに住む少女に、空の彼方から何者かが声を送る。玉も送る。観音菩薩らしい。

少女はその玉を飲み、他の村人と馴染まなくなる。

あたしは 悪い子 なのかな

頭が光る玉の坊主の説教を聴いて、彼女は悟る。

そうか わかったぞ この世は うその世界だ

もっといい 本当の世界は別にあるんだ

ない。

(終)