あの後、部長もさゆも、以前と変わらない様子で接してくれるのが嬉しい、もし、部長に避けられたりしたら辛い、まだこんなにも部長が好きだ。



ふと会話が途切れ、部長が、昨日のサッカーの話をする、ふたりの大好きな選手が活躍したのに、あまり評価されず、取り上げられないので残念だと話す。




もう、部長の事で涙は出ないと思っていたのに、こんな風に話しているだけで涙か出そうだ。



昨日の試合は、以前見た試合運びに似ていたなと言われ、主人公ちゃんは、部長とふたりで見に行った試合ですね、と言ってしまってから、はっとする。



急に気まずい雰囲気になり、慌て、立ち上がり紙カップを捨て、失礼しますと言うと、まだ残るのか?デザイナーがだめなら変えなくてはいけませんが、もう少し考えてみたいんです、無理するなよ、部長、お菓子をご馳走さまでした、お菓子が欲しくなったら取りに来い、俺ももう少し残っているから。



お菓子を取りに行く事は絶対に無いだろう、まだ、こんなにも部長が好きだと自覚してしまった。



また、ふたりきりになったら、泣いてしまいそうだ。



でも、部長はすでに、部下と上司の関係に軌道修正しただろう。