そして、その声に応えるように、わかたんが、そうですよ、主人公ちゃんがそんな事をするはず有りません!数人が、声を上げ、皆が声を上げてくれた?



ありがとうございます、信じてくれて、本当に嬉しいですと深々と頭を下げる。



先輩くりちゃんが、でも、雑誌社って本当にひどいね、有る事無い事書いて、誰もそんな記事なんか信じないって!明るい声に心を覆っていた雲がどんどん晴れて行く。



くりちゃんが、そうとわかったら仕事に戻って良いですか?締め切り近くて大変なんですよ~と、おどけた様子にみんなが笑う、主人公ちゃんも思わず笑ってしまい、会議はお開きになった。



その時、おみくんとあんちゃんが意味ありげに目配せをしていたような気がした…、きっと気のせいだよね、仕事に戻った。



…これで終わったと思ったのに。



仕事が終わり、オフィスの掃除を手伝ってから帰ろうと思い、デザイン部特有の大量の廃棄紙塵を捨てようと、近くの社員に声をかけると、いや、いいよと奪われてしまう。



廃棄デザイン画は、シュレッダーにかけるはずだけど…、こんな時、少し無神経だったかも知れない。