おみくんの指の怪我に消毒液を付け絆創膏を巻き、救急セットをしまうのを見て、いつも持っているのか?はい、いつ上司が怪我をしても対処出来るように。



仕事に関わらず、どんな時にも上司を助け支えるのが、私達秘書の役目ですから、…先輩の受け売りですけど。



そうか、秘書も案外面白い仕事だな、今まであまり興味を持った事がなかったがと言うので、今までの秘書とどう接して来たのか聞こうとして、あんちゃんの言った、お気に入りと言う言葉を思い出し俯くと、どうしたと声をかけてくれる。



ところで、どこに行こうとしていたんだ、お弁当を買いに、まだ食ってなかったのか?時計を見てため息を付き、自分の管理も出来ない人間が人の管理を出来るとは思えないが、申し訳有りません。



もう一度ため息を付くと腕を掴んで、行くぞ、飯だ、礼だと小さく呟かれ思わず笑みが零れる。



食事から戻ると新ブランド発表会の準備、招待者の宛名ピックアップだけで1日が終わりそう、続きを明日にしようとパソコンを切ろうとした時、先輩秘書のくりさんが、呼びに来た。



新ブランドのデザインチームが集まり、その中心におみくんが居た。