あんちゃんに、やっぱり想像通り可愛らしい女性だと、手を取られ、じっと見つめられる。



髪も目も色素が薄く、日本人離れした、綺麗な男性。



そんな私達の様子に苛立ち、冗談はそれくらいにしろと不機嫌なおみくんにあんちゃんが肩をすくめ両手を上げる。



日本では、恋人同士や好意を持つ相手以外には、気安く触れてはいけないのでしたねと意味ありげに微笑んで、私達を見る。



用事はなんだ、お祝いを言いに来ました。



デザイン賞を受賞したので、おみくん主導の新ブランドが立ち上がる事になって、その発表会が有るそうで、また忙しくなりそうですね。



そうなんですね、すごい!おめでとうございます。



別にたいした事じゃない、それだけのためにわざわざ来たのか、そうです、それと貴方のお気に入りの女性を見に来たんです。



いろいろなところで、噂になって居ますよ。



昨日の撮影では打ち合わせ中なのに、主人公ちゃんがカメラマンに迫られているのを見て、慌ててその場から連れ出したそうですね。



おいっ、それ以上は止めろと地を這うような声に本能的に背筋がビクッとなる。