ドイツのシーメンス社と言えば、日本の近代化と深い関わりのある企業だ。創業は1847年の古参企業が、第4次産業革命の先頭を切って生産規模は変幻自在で、生産性を14倍にも引き揚げる生産方法を編み出した。生産コスト切り下げには、これまで大量生産が原則である。多品種少量生産は、高コストが決まり相場だ。この常識が、シーメンスによって見事に崩されたのである。
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生産するのは工場の自動化に不可欠な電子制御機器「プログラマブル・ロジックコントローラー(PLC)」などだ。建屋内に白と青紫色の製造装置が所狭しと並ぶ。機器自らが生産品にあわせて動き、工場で一般的なフォークリフトが通るスペースなど皆無だ」
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多品種少量生産はそのたびに、製造工程を組み替えねばならない。「段取り」と言われるものだが、それには時間がかかる。「トヨタ方式」では、その段取りに工夫を加えて生産性を確保した。シーメンスでは、1日120種類の製品、計350回の段取り変えという多品種生産で、不良品発生率は10万回に1回を切る程度という。凄い生産方式の革命が起こったもの。これで、中国が世界のサプライチェーンのハブとして占めていた地位を失うことは決定的になった。
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◆PLC革命
>生産するのは工場の自動化に不可欠な電子制御機器「プログラマブル・ロジックコントローラー(PLC)」などだ。
日本はリレーシーケンス制御からPLCシーケンス制御に転換して久しい。
シーメンスが無人搬送車(AGV)を移送ユニットに組み込んで、生産性を高めたのは画期的なアイデアです。日本も取り入れるでしょう。
日本のエンジニアは、PLCシーケンサの活用には高度な知識と経験があるのです。各種センサ、制御デバイスのすそ野は広い。
・・・日本復活です。
はじめに 〈はじめてのシーケンサ(1/19)〉
MITSUBISHI ELECTRIC Factory Automation•2017/04/04
・・まだ小生が現役エンヂニアであったとき、中国側は「あらゆる資料」の提供を求めました。
出始めの「シーケンサ」のカタログ迄欲しがりました。
弊社はプラントエンジニアリングですので、商社か製造会社に要求してくださいと断りました。
付き合いきれないほど図々しい態度でしたね。
今は高慢になって、聞いてこない。
納品した高価な機械をお釈迦にするそうですw