ISS運用延長の成否は主電源の交換 油井宇宙飛行士「電池を運べるのは、こうのとりだけ」 | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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◆【こうのとり成功】「信頼感はピカイチ」「打ち上げは感動した」 宇宙飛行士の油井亀美也さん、こうのとりの魅力語る
2016.12.10 08:08産経ニュース


 国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給機「こうのとり」6号機の打ち上げを9日夜、現地で見守った宇宙飛行士の油井亀美也さん(46)が鹿児島県の種子島宇宙センターで取材に応じ、「こうのとりの信頼感はピカイチだ」と魅力を語った。油井さんは昨年の初飛行でISSに滞在し、日本人で初めてこうのとりをロボットアームで捕捉した経験を持つ。主な一問一答は次の通り。

 

 --打ち上げの印象は

 「実は日本の打ち上げを見るのは初めてだった。ドキドキしてちょっと心配だったが、日本のチームワークがあり全て順調だ。天気にも恵まれた。火曜日には(ISSに滞在する)米国の飛行士が捕まえてくれるだろう。たくさんの大切な実験装置などが積まれており、飛行士は心待ちにしている。皆に喜んでもらい、日本の存在感がさらに増せばいいなと思う」

 

 --6号機への思いは

 「感慨深い。打ち上げはきれいで感動した。祈る気持ちで、(自身が捕捉した)こうのとり5号機君の弟が無事に宇宙に届いてくれという気持ちで見た。ISS到着は筑波で見守る予定だ」

 

 --こうのとりに対する飛行士たちの評判は

 「信頼感はピカイチ。5号機のときは(到着後に)私が扉を開けたら、みんなが驚いていた。荷物が日本人らしく、荷崩れもなく整然と積まれていたから。こうのとりは大きくて美しい。ロシアの飛行士が遊びに来て『これ、本当にいいなあ』と言っていた。帰る(ISSから離脱する)ときには『もう帰るのか、寂しいなあ』と。皆から好かれ、頼りにされている」

 

 --今回はISSの主電源となる日本製の電池を搭載した

 「電池を運べるのは、こうのとりだけ。日本の輸送力や電池を作る力がないとISSは存続できない。任され、信頼されている。能力があるのが日本だけというのは誇らしい。こうしたことを積み重ねることで、ISSの先の活動も、日本抜きではできないということになるだろう。力をみせるチャンスだ」

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・・説明付記BLOG主
太陽電池が発電した電力は一旦トラス(基幹部)内の充電池に蓄えられてから給電される。当初はニッケル・水素充電池48基が使用されていたが老朽化が目立ってきたため、2016年より随時GSユアサ製のリチウムイオン二次電池24基に交換される。交換用の充電池は全て日本の宇宙ステーション補給機(HTV)にて1回に6基ずつ輸送し、2019年に交換を完了する予定。

当初の運用期間は2016年までの予定であったが、アメリカ、ロシア、カナダ、日本は少なくとも2024年までは運用を継続する方針を発表もしくは決定している。運用終了までに要する費用は1540億USドルと見積もられている。wikipedia

 

                                JAXA 「こうのとり」が運ぶISSの未来を担う電力

     

ISSに搭載するバッテリの組立て、中に入っているのは日本製のリチウムイオン電池(米ボーイング社)


・・ISSの運用延長の成否のカギを握るのは、主電源(リチウムイオン二次電池=蓄電池)の交換です。日本の宇宙ステーション補給機こうのとり(HTV)が期待されているのです。
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 --今月1日、ロシアの補給機プログレスが打ち上げに失敗したが
 「あの後、ISSの飛行士と話していないが、やはり失敗があるとがっかりするだろう。期待していたものが届かないのだから。不思議なことだが、失敗の後にこうのとりの打ち上げの順番が来ることが多い。それで重要性や注目度が増し、プレッシャーもかかっている。それでも日本は成功させる信頼感がある。ロシアの失敗は、宇宙開発の難しさの証拠だ。しかし、日本は難しさを見せずに、しっかりやっている。ピンチをチャンスに変える力を見せることが高い評価につながる」


・・昨年の2015年4月にも、補給機を積んだソューズロケットの不具合で打ち上げに失敗している。

 

 --6号機は宇宙ごみの除去に関する実験装置も積んでいる。ISSで宇宙ごみの脅威を感じたか

 「宇宙ごみは何とかしなければならないという国際社会の共通認識がある。私が宇宙にいたときも、大きなごみとぶつかりそうで軌道を変えて避けたことが3回あった。これは深刻なのだなと思った。避けられるので安全だが、私は宇宙ごみを最初に避けた日の夜、避けられずにISSに空気漏れが起こり、私が対処するという夢を見た。目が覚めて、夢で良かったと思った。宇宙ごみは、安全な宇宙開発のために解決しなければならない問題だ。日本がリードして解決してほしい
http://www.sankei.com/life/news/161210/lif1612100020-n1.html    

 

 

海外の反応「日本は今日も凄かった」 こうのとりの打ち上げ成功に海外から祝福の声 オモロテレビ
https://youtu.be/DlIKcklU0X4

2016/12/11 に公開
オモロテレビをご覧いただきありがとうございます。 チャンネル登録はこちら →http://goo.gl/XLNJGI
2016年 12月9日
鹿児島県 子島宇宙センター
22時26分頃、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける、
無人補給機のこうのとり6号機を載せたH2Bロケットが、打ち上げられました。
15分11秒後に予定の軌道に投入され、打ち上げは無事成功しています。
なお、H2Bロケットは今回で6回連続の打ち上げ成功で、
H2Aと合わせた成功率は97.3パーセント(37機中36機)と、
驚異的な成功率を達成しています。
今回の打ち上げをライブ配信したNASAや米誌TIMEのFBページには、
外国人から喜びと祝福の声が数多く寄せられていました。
その一部をご紹介しますのでごらんください。

以下略・・

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◆JAXA 打ち上げを予定しているミッション

 

2016年11月15日 更新

ジオスペース探査衛星(ERG)/イプシロンロケット2号機の打ち上げ予定日は12月20日(火)

http://www.jaxa.jp/projects/sat/erg/index_j.html

 

宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子の解明を行う。
地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、メガエレクトロンボルトを越える高エネルギーの粒子が多量に捕捉されている放射線帯(ヴァン・アレン帯)が存在しています。
この放射線帯に存在する、太陽風の擾乱に起因する宇宙嵐にともなって生成と消失を繰り返している高エネルギー電子がどのようにして生まれてくるのか、そして宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにします。
くわしくはこちら
 

※本計画は、JAXAが目標としている打ち上げ計画であり、今後の資金事情やプロジェクトの開発状況等に応じて変更を行うことがあります。