橿原市昆虫館の放蝶温室(Butterfly Garden @ Kashihara City Insectarium, Nara Japan)
https://youtu.be/hVJWFt1hfqc
『花の香りと蝶の香りの二重奏』
多感な子供時代でした・・・
秋には、ドングリを見つけるために林の奥まで見通します。
落ちて来る木に突進です。
夏には、蝶と出逢うため、芳醇な野花を探します。
花の香りに誘われた蝶がひらひらやってくるのを待つのです。
掴まえる気はありませんでした。
飽かずに眺めるためです。
今なら分ります。
他の子供たちには、蝶の翅が煌めいて見える事は無いと。(超感覚)
私には、野バラの薄い香りはごちそうでした。鼻孔を膨らませて嗅いだのです。
そして、鼻に付いた花の蜜に止まる蝶の鱗粉(りんぷん)の甘い香りは忘れらない・・発香鱗(メスに交尾を促す香り)
雲が湧く頃のことでした。
香りの逍遥は遥かな遠い世界となり、老いて厚いマスクが要るとは思わなんだ・・
またも、■鮮人災禍(さいか)か。。
7月9日まで後1日です。