子供の頃の夢で、玄関に訪れる者は死者でした。
家業の公衆浴場に合わせて造られたのか、玄関は北向きです。
迷信深い祖父と私は使わなかったのです。
見知らぬ訪問者が来ても出ませんでした。
玄関脇に四畳半ほどの部屋があります。
用が有ればそこから声を掛けてぐるりと内庭から入ってもらいました。
夢に出る玄関です。
亡霊は、そこに立ちます。
この世界は、二つ存在しています。
生者と死者の世界です。
曖昧ではありません。
グレーゾーンはありません。
”階層”が無く、二つの世界は交差しながら隔絶しているのです。
死者の語りかける物語は短い・・
伝言の頼みごとでした。
幼い頃からの私は、祖父から”口上”を覚えこまされ、伝言のお使いをさせられていました。
堅気の大人ではありません。
子供にとっては、生者か死者かの違いはなかったのでしょう。
大人が泣くのです・・・
祖父からは、亡霊の頼みは聞いてはいけないと何度も叱られました。
伝言を忘れていても、フッと気付くと伝える相手に巡り会う事(シンクロニシティ)になります。
その時は伝えるようにしていました・・・約束の靖國です、30年や40年前の伝言でも。
だが、久しく伝える人が居ない時代になったようです。
私の御役目は終わる。
![陸軍将兵の靖国参拝](https://stat.ameba.jp/user_images/20141124/15/tarooza/70/54/j/o0400027713138915012.jpg?caw=800)
▲靖國神社拝殿前の陸軍将兵
![▲72.Shinbu-tai](https://stat.ameba.jp/user_images/20141124/17/tarooza/00/5f/j/t02200269_0640078213138999207.jpg?caw=800)
▲72. "Shinbu-tai" adlı birliğe bağlı genç kamikaze pilotları (ortalama yaşı 17, 26 Mayıs 1945, Bansei hava üssü, Kagoshima)
結婚もせず、恋人も無く、子もなさずに若年兵は逝きました。出撃直前の最後の写真。
No.3562 2014年10月8日(水)放送NHK
墓が捨てられる
~無縁化の先に何が~
今、日本各地で墓石の不法投棄が相次いでいる。兵庫、茨城、広島と続き、今年は岐阜でも発覚した。中でも淡路島では1500トンもの墓石が今も野ざらしのままだ。背景には、家族とのつながりが失われる無縁化によって、放置される墓が急増していることに加え、子供から墓の承継を拒否された人などが、自分の代で先祖代々の墓を処分し納骨堂などに移す“墓じまい”を行うケースが増えているからだ。かつては代々受け継ぐものと考えられてきた日本の墓。しかし今、都市部では承継を前提としない埋葬が自治体によって進められている。さらに東京では、火葬場から遺骨を引き取らず、埋葬さえしない“ゼロ葬”を選ぶ人も増えている。墓によって受け継がれてきた価値観や文化が急速に失われる中で、揺らぐ日本人の死生観を考える。
引用 一部NHK・VTRが見られます⇒ http://www9.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3562.html
戦後教育の結果が、墓を棄てる行為となっているのでしょう。
他人の靖國参拝を血相変えて反対する人たち・・
千鳥が淵墓苑を政治利用する人物たちほど御墓を棄てる。
恃むに足りない人たちなのです。
死者の霊から・・・
太平洋の奇跡 歩兵の本領
http://youtu.be/kTRCMd0lHtk