福島第一原発3号機の爆発についての解説 4月26日
参考:
解説者:米国 フェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニア アーニー・ガンダーソン氏。米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーでもありました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Arnold_Gundersen。
翌日の4月27日、アーニー・ガンダーソン氏が福島原発の政府の対応等について語っている動画は
こちら(http://www.youtube.com/watch?v=f78mSUbwIe)。
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【アーニー・ガンダーソン氏の見解】
三号機の爆発は、水素爆発(爆縮)に因り、核燃料を濃縮させて 核爆発 が起きたと解説しています!
原子爆弾は、高性能火薬でウラン同士をぶつけて爆発する。
3号機の使用済み核燃料棒プールでは、水素が火薬の役割を果した。
傍証として、動画の爆発状況を解析している。
【重要 核爆発の証拠】
核爆発の決定的な物証は、放射性物質(キセノン) の正確な分析で判明します。
高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況(4/23)
放射性希ガスのキセノン(Xe)-133 が検出された。
CTBTは、地下核実験の国際監視システムです。
特に、三号機は、プルサーマル(MOX燃料)発電ですので、核爆発としたら重大な被害が予想されると謂われていました。
原子炉ではなく、使用済み燃料棒(514本)が即発臨界して核爆発した。
「即発臨界」
核分裂反応の際に放出される中性子によって、核分裂の連鎖反応が引き起こされる「臨界」のうち、特に、核分裂の直後に放出される「即発中性子」のみによって臨界に達すること。
3号機プールには514本
4号機のプールには1331本
ウラン、プルトニウム粒子がアメリカで検出された。
3号機の使用済み燃料棒は、水素爆発によって即発臨界して核爆発をおこし、ウランやプルトニウムが揮発して世界中で検出された。
小規模な 核爆発 (即発臨界)と発表しないのは、政府自身が、深刻なパニックを起こしたのだと思います。
福島県では、
チェブイリの高濃度汚染避難地域以上の積算放射線量になっている町村があります。
既に、 原発爆発の時期だけでも高濃度に汚染 されています。
加えて 日々の放射線量は積算 されていきます。
(爆発時高濃度被曝+空間放射線量X体内被曝を3~4倍)
【菅直人首相と内堀福島県副知事会談】
菅直人首相は2日、福島県の内堀雅雄副知事と首相官邸で会談し、文部科学省が定めた「年間被曝(ひばく)線量20ミリシーベルト以下」の校庭利用基準の見直しを拒否した。(産経)
菅直人首相は、被爆者の健康に、甚大な悪影響を及ぼす怖れのある政策続行(20ミリシーベルト)を表明した。
「精霊の悪夢」
ステージが上がりました。
短稿でした。