前世療法とは、
退行催眠で前世を探査することで、現世の苦悩の原因を診る療法です。
前世を前提にすると、生まれ変わりの記憶の研究が必要になります。
日本人の少女「タエ」とネパール人男性「ラタラジユー」の過去世の記憶を持つ女性の事例です。
学んだこともないネパール語を退行催眠で蘇らせた「前世を語る主婦」として放送された方です。
参考動画①
前世療法 1/7 浅間山
参考動画②
[少女「タエ」の場合]
普段はテレビを見ませんので、少女「タエ」の動画を検索してみました。
退行催眠で語ることは、裏付けとなる史料と一致していると感じます。
その当時の地方の言葉を現代風に表現することもありますが、語った事実は正しいものだと思います。深い催眠の中に於いても、自意識が働き言葉の訛りも現代風になつていました。
完全な自己をなくすトランス状態にある霊媒体質ではないと思います。
他人の意識体の、憑依現象ではないと思います。
気になる注目点が解明できました。
飯田史彦先生の*5段階の分類による中で、最高度の前世記憶ですね。
女性は、人身御供にされたと思われる、天明時代の場所、橋がかけられていた動画に激しく反応しました。激しいデジャヴ状態を見せています。
過去世の記憶と場所がデジャヴを起こす、完全に「夢と一致するシンクロニシティ」です。
女性は、夢で過去世の同じ場面を繰り返し見ている筈です。
それが、深い退行催眠に導かれるのだと考えると激しいデジヤヴも理解することができます。
かの女性は、夢の場面に関する「キーワード」となるものが、催眠中に投げかけられると「夢の場面」を思い出しています。
子供の頃から、夢も統一された物語風ではなく、関連なくバラバラな場面を見ていたと思います。
それが、退行催眠で連続した物語として引き出されたのだと思います。
突如、全ての場面を初めて思い出すことはありません。
集団的無意識の世界と同調するには、シンクロニシティを起こすほどのパワーが必要と思うからです。
潜在意識までの記憶を思い出していると考えます。
それが、繰り返し夢で潜在意識に刻まれた過去世の記憶だと推測しています。
少女「タエ」の固定した記憶を引き出していますが、応答しているものではないと考えます。
[ネパール人男性「ラタラジユー」の場合]
学んだことのないネパールの地方語で応対しています。
完全な「応答型真性異言」でした。
潜在意識に刻まれた過去世の記憶だとは思えない事例です。
潜在意識を超えた、宇宙意識まで拡がると云われる集団的無意識に同調したと思われます。
何故ならば、潜在意識に刻まれた固定記憶の「朗読型異言」ではなく、
複雑な質問に完全に応答しているからです。
集団的無意識に存在する意識体と同調していると考えられます。
その場合、他人の過去世の記憶もあり得ると考えるべきだとも思います。
[過去世の記憶のメカニズム] (仮説)
夢は、封印されている過去世を思い出すのに重要な要素です。
この世に、魂をもつて生まれると、
集団的無意識にあるのは、「自分の過去世の記憶」と「意識体(意識を持った魂)」の他人です。
集団的無意識には、「自分の過去世の記憶」のみで意識体はないと云うことです。
集団的無意識に残している自分の過去世の記憶と同調して、少しづつ、バラバラにでも引きだして潜在意識に刻みつけます。
それは、「快、不快」の情動がポイントです。
当人が「快」と感じた記憶を引き出してきます。「不快」と感じた事柄は引いてきません。
他からみると「不快」に思えても、当人が「快」と感じていたら引いてきます。
酷い人身御供(人柱 )の事実も、少女「タエ」にとっては誇らしいものだったのでしよう。
夢が集団的無意識から過去世の記憶を選択して、潜在意識に刻みこむのです。
その為、固定した朗読型のような一方的になるものなどです。
「応答型真性異言」の場合は、集団的無意識にダイレクトにアクセスしていると思います。
その場合、自分の過去世の記憶とは限りません。
想像してみて下さい。
そこにある意識体は正常なものとは限りません。
過去の全人類の愚行、悲しみ、嘆き、妄想による幻獣、地獄観などの悪夢も漂っています。
善悪の区別はありません。
安易なダイレクト・アクセスは、普通の精神の者は、狂気に捉われてしまいます。
その為に、潜在意識の緩衝帯(ヴァツファー)があり、「快、不快」の情動が魂を護っているのです。
「夢見」により理解した危険性の一つです。
[霊性の意味]
夢見能力者を護るものとは、霊性向上の意味を理解することかもしれません。
女性(夢見能力者)の霊性の高さと強靭な精神が、悪夢を遠ざけたと感じます。
よく読んでくれました。
ご訪問感謝いたします。