甲状腺がんの診断は、病理診断や画像診断を組み合わせて行われますが、その前に甲状腺の状態を詳しく知るために血液中の甲状腺ホルモンや腫瘍マーカーを調べます(表)。
また、これらの値は甲状腺をすべて摘出した後の経過観察において、再発の有無を調べるために有用な場合があります。

超音波(エコー)検査
超音波を首の表面に当てて、臓器から返ってくる音波の変化を画像にする検査です。
甲状腺の内部にあるしこりの性質を観察し、周囲の臓器との位置関係やリンパ節への転移の有無などを調べます。
穿刺吸引細胞診せんしきゅういんさいぼうしん
(FNA:fine needle aspiration、別名ABC:aspiration biopsy cytology)
エコーで位置を確認しながら、細い注射針でしこりを刺して直接細胞を吸い出し、顕微鏡で観察します。
首に針を刺すというと、「こわい」と感じるかもしれませんが、痛みはほとんどなく、1~2分程度で済みます。
しこりが良性であるか悪性(がん)であるかを判定する標準的な方法です。

体幹の臓器と違って 甲状腺は小さな臓器で 怪しいところはなお小さいわけですが針もたいへん細く さほど痛くありませんでした。
せきや唾をゴクンとしたりしてはいけないのでドキドキしていましたが(医療従事者 なまじ横に大きな血管があるからと構えておりました)タイミングを伝えてくれるので 大丈夫です。
なんでドキドキしていたかというと
研修医の先生らしき方が「血管近いですね」と言いながら位置決めのエコー見てたからですが 施行はナイスミドルなベテランDrでした。
後でこのような 画像を見るに 穿刺方向も決まっているし アプローチしにくいものでもなさそうですね。
ものの大きさや 硬さで十分な検体が得られないことも 中にはありそうですが。
この結果 石灰化が明らかだった右に加え 左にも悪性所見があり 全摘することになったわけです。