
佐藤先生は脳神経外科の権威で、徳洲会の理事長・徳田虎雄さんが党首の自由連合から数度国政選挙に挑んだ経歴をもつ異色のお医者さまです。トトさまは、過去2回、先生の選挙を手伝い親しくさせていただいていました。
この日は郵政解散選挙の公示4日前のことでもあり、徳田虎雄理事長の厳命一下、またまた突然、佐藤先生が立候補をすることになり、選挙を手伝ってくれと云う程度の電話だろうと、気楽な気持ちでトトさまは電話をとったのでした。ところが佐藤先生は電話が繋がるや、すぐにでも会って話しがしたいのだけれど時間はあるか、電話ではできない話しなんだとトトさまを急かせたそうです。トトさまはここ半年、高校の同級生の松本のおじちゃんが経営する福一ラーメンで朝から午後3時までアルバイトをさせてもらっていて、ラーメンの麺を上げながら先生の電話をとったのだけれど、店を突然早びけするわけにもいかず、結局、博多全日空ホテルのロビーで午後9時半に先生と待ち合わせする事にしてもらったのでした。
この夏、小泉首相の決断で行われた『郵政解散』。トトさまは、かってなく世間の注目を集めることになった今回の選挙では誰を応援することもなく、蚊帳の外を決め込んでいました。
ところが、ラーメン屋を出て、ラーメン屋姿から一張羅のコンブレに衣装を変え、約束の時間に博多全日空ホテルへ駆け付けた、その時から、蚊帳の外どころか、『郵政解散』選挙の火中に飛込んでしまうことになるのでした。