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書評書きま。
結論から言おう、比較的普通の人たちが普通の人たちに行動変容を起こしてきた実例を元に書かれた、
私を含めた、なかなか「変われない」と思っている人たちに向けた良書だこれは。
著者は、行動変容を起こすきっかけを作り出すフレームワークを考案し、そのフレームワークに添って行動変容を引き起こすにあたり各々の分析について、実に身近な人たちが引き起こした実例をユーモアを混ぜながら紹介している。
本書が特にすばらしいのは、このフレームワークを利用した行動変容は、ビジネスのみならず家庭、学校などより身近なコミュニティでの利用が可能であるという点である。
例えば、不仲でギスギスした夫婦仲にも、私は「頭が悪いから」と話すネイルがど派手なギャルにも応用可能なのである。
私個人的に、特に刺激を受けた点は、対応バイアスと呼ばれる「根本的な帰属の誤り(個人の行動は、気質/個性より環境/状況にも大いに左右され得る傾向があるという研究)」が行動変容を抑止している場合が往々してあるという点とその事例である。
この一点を、組織に所属する人間が意識するだけで既に前向きな組織足りえるのではないかとも思うし、如何に我々が決めつけで組織上の個人を判別していることかと愕然とした。
そんな私は、当フレームワークのトリガーポイントを利用した行動変容により、読書をすれば書評あげるという明確なトリガーポイントを本日発動し行動変容を起こし始めている。
最高。