やっとこさ 咲いたよ
ちっちゃい梅の花
とても控えめに 真ん丸く開いた
3年前 梅の木を植えたタイキは
中学の卒業式を 2日後にひかえて
発熱した・・・
これまで 皆勤賞だったのにね このタイミング
慌てても 仕方ない
ゆっくりやすみなされ
息子が発熱だろうが 開いているどんぐり
今日は 菜の花レストラン 開店
彼女たちは 女の子の中では 一番昔から居る子達
だから 毎年この時期になると
こうやって 菜の花のつぼみを ついばんで回る
もちろん他の子たちは
したこともないこと
最初は躊躇していた子も
彼女たちに 勧められるまま 食べてみて・・・
その美味しさが 病み付きになり
何個も 摘んでは食べていた
この株は 美味いとか
お気に入りの味を 探して歩きながら
菜の花つみは ただ食べるだけじゃなく
遊びの中に 広がっていった
菜の花の葉っぱの上に
摘んだ つぼみを載せて
レストランの 本物のメニューにするんだ
お店は 竹の家
シュロの葉で 飾った店先は
なんだか 南国のムード
ただのおままごととは 違う
ほんとに食べられる メニュー
今まで知りもしなかった
自然そのものの味
今度は彼らの中に 浸透して
来年には 当たり前に
彼らもつぼみを ついばむんだろうか
すぐには 馴染まないものでも
時間をかけて じっくりと
同じ季節を巡りながら 染み込んでいくものなんだろう
つい慌てたくなる 日常だけど
私は ここでは
辛抱強く なれる
辛抱強く ならなきゃ
続かない
この場が置かれている
大いなる 時の流れに ただ乗るように
慌てず 深呼吸して 進みます






