どんぐりで育った ハヤトウリ


どんぐり畑


5月ごろ ポクが植えて 12月までの8ヶ月

ずっと 竹の家の周りに生えていた


どんぐり畑



竹の家に 生えていた 他のツル植物

朝顔とひょうたんが 枯れてしまってから

ますますその勢いを増し

秋なのに ジャングルのようだった 竹の家


どんぐり畑



切り取ると こんな風に 汁がぷくっぅっと 出てくる

なんて素敵な 水玉


子どもたちが来るたびに 帰りにおみやげ 

たくさんのハヤトウリが 

子どもらのお家の食卓にあがった

どんぐり畑


葉っぱに隠れた ハヤトウリを 探してもいで

形のいいやつを お家に持って帰ったんだ



12月に入って 冷え込んだ翌日

ハヤトウリは 見事に枯れてしまっていた


どんぐり畑



少年は 枯れてなくなった ハヤトウリを

嘆いていたっけな


「もう 食べられないのか・・」って


けどね 大丈夫だよ

ちゃんと種うりを とっておいたから


どんぐり畑



ほら観て

もう こうして芽が出てきた

この体の中に 命がちゃんと詰まっているんだね


このうりのまま 冬を越し

また 地面に埋めてあげるんだ


枯れたハヤトウリのツルに 残っていた

凍ったハヤトウリは 

何日かしたら 腐ってしまう

凍った時点で 中の命は途絶えたんだろう


命を宿したものは

朽ちない


当たり前のことのようだけど

これは ハヤトウリで あらためて気付いたこと


じゃがいも ニンニク たまねぎ 

豆などの 種の種類なんかもそうだね


そこから命が芽生えるものは

生きていないようでも

これから 新しい生命を謳歌するために お休みしている


あなたは 威勢よく生きた母親の

子どもの1人だったのだけど

今度は あなたがお母さん


あなたの生き様を また見届けさせてもらうよ 



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