このところ どんぐりのハウスに到着すると
必ず この子が 出て行く後姿を見る
多分 どんぐりに住んでいて
わたしらが来ると どこかに隠れてしまう
そして多分 また夜 どんぐりに戻るんだ
私がいない間 居てくれてありがとう
これからも 代わりばんこに 住もうね
朝晩 冷えてきたから
にんじんの葉が 赤くなってきた
にんじんの葉は もともと好きだけど
こういう繊細な 色の変化も 大好き
クヌギも Jrのほうから 黄葉を始めた
西日になりかけたおひさまを浴びて きれい
少女は クヌギの枝で 読書
少女のおじいちゃん 具合がよくないの
ママが 病院からすぐ帰れないから
どんぐりに直接来たんだ
多分 心配な分
そして ここで1人でじっと
祈りながら 待ちたかったんじゃないかな
不安な気持ちも 心細さも 悲しさも
わたしは クヌギやコナラに 何度も癒してもらった
だから少女が ずっと ここに居た気持ちが
分かる
わいわいと 楽しい時間と 同じくらい
この時間は 大切
久しぶりに 6年野郎たちも
クヌギ登り
黄色くなりかけたクヌギの上で
何を思うんだろ
この葉が落ちたら
次の葉っぱを見ることなく
彼らは 中学生になるんだね
大事に 見届けよう





