昨年の秋 季節はずれに咲いた いちご
律儀に また花を咲かせてる
こんどはちゃんと 実が赤くなれるだろうか
このいちごのスペースは 畝がもうあまりなく
たぶん何度も 子どもらに踏まれてるな
何しろ ここは 「畑でおにごっこ」 しちゃうとこだから
逃げたり 追いかけたり 全速力で
畝を飛び越え 走る
不器用な子 慌ててる子は 当然 踏んづけて通るだろうね
私ですら 逃げてるとき 踏んでるかもしれない
けどさ ここで飛び回る子どもらも
生えてる草も
育ててる野菜も
みんな居るから 全体
全体でありえるだけの形で 育っていけば
それが どんぐりらしさなのかな と思う
だって 畑の畝間を 走り回るなんて 普通絶対にできないもの
農家はもちろんのこと
家庭菜園だって しかられる
けど どんぐりは 全部居て 全体
かくれんぼしながら 菜の花のつぼみ 食べたりさ
鳥ちゃんが キャベツつまんでたりさ
草のおかげで 冬越しする レタスが居たりさ
そういう全体で 居られること
そして その全体の一部であること
それが日常的に 当たり前であること
これは とっても大事なことのような 気がするよ
だから もし子どもらのおにごっこで 踏まれる野菜があっても
それは それで 全体
一緒に育っていってくれればいい






