今年は植木屋さんに依頼せずに自分で庭木の剪定をすることにしました。
今まではお盆に庭が美しいように盆前に植木屋さんにきてもらって剪定していたのですが、本年からは1年おきに専門家に依頼して今年は自分で剪定してみることにしました。依頼すると3人で2日はかかるので年金生活になってみるとなかなかに経費負担になるのです。
高い木、技術を要する木は私には無理ですが、ヘッジトリマーが使える木や低い木なら何とかなるだろうと。もっともプロのように朝から夕方までの作業は無理ですから、1日3時間として1週間はかかるでしょうが頑張ってみます。
まずは表庭の生け垣から取りかかりました。ヘッジトリマーを使って、まずは地面に足がつく安全な低いところを、次に台に乗って中間を、最後ははしごに乗って上部、テッペンを刈って何とか形になりました。それが下の写真です。
← 剪定前です。若い芽・枝が伸びて飛び出しています。短く刈って整えて…… 散髪のようなものですね。
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剪定後です。右に写っているのは剪定前の槙(マキ)です。
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下の駐車場から見た剪定後の生け垣です。
高いので上部は三脚はしごで刈ります。左上と右上に写っているのは柿の木です。私たちの地方の農家では昔から自宅周辺に必ずと言ってよいほどに柿の木を数本植えています。左上のは甘柿で、右上のが百匁柿です。他には御所柿と富有柿も植えています。昔の農家にとって柿はおやつであったり飢えをしのぐ貴重な食料だったのです。第2次世界大戦中や敗戦後の食糧難の時代にも貴重であったのですが、今や大人も子供もさほどに食べることもなく、どんどん切り払われています。「時代」と社会の変化を痛感します。
次に、槙(マキ)2本の剪定をしました。これは上部から下部へと剪定しました。槙は少し背が高いので写真にも写っている三脚はしごで高いところは刈りました。
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三脚はしごの右手の槙は剪定が終わったところ、写真の真ん中の槙はこれから剪定です。
左上隅に写っている木は木犀(モクセイ)ですが、これは大きすぎて私の手には負えません。三脚はしごの一番テッペンに登ったところで上部には届きませんものね。来年プロにお願いします。
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剪定後です。使用前・使用後ではありませんが、大分(ダイブ)スッキリしたでしょう(自己満足?)。
以上が一日目の剪定作業でした。2日目は物置小屋横の生け垣とトイレ横の生け垣を剪定しました(画像省略)。
表庭が一応できるところは終わったので、次回からは前栽(センザイ)= 露地(ロジ)の剪定に取りかかるつもりです。
前栽は縁側に面して設けられた家屋の前庭のことで、飛び石や沓脱(クツヌギ)石、築山(ツキヤマ)や池を設置しています。露地とは茶室に付随する庭園の通称です。
石や灯籠、池と植木が配置されているため、剪定も大変ですし剪定後の掃除も大変です。多種多様な木々が植えられていますが、背の高い木や剪定技術を要する木は手に負えませんので、せいぜい梅やモミジを植木ハサミで、サツキ・ツツジをヘッジトリマーで丁寧にやるつもりです。できることだけをコツコツと。
植木屋さんのような技術がありませんから思ったような仕上げにはなりませんが、下手ながらにも作業していくと庭の木々に愛着が湧くような気がします。無関心であったのが興味・関心が強まったようです。ご先祖様がそれぞれの時代にそれぞれに努めて維持・管理してきた庭・植木達ですから私たちもしんどいけれど努めて次の世代にバトンタッチしていかないといけないなあと妻とも語り合いながら汗かいています。
………… といったようなところで………… また次回に…… ごきげんよう。