「底辺職ランキング」に堂々ランキング入りした話。

 

私の仕事は、確かに直接は何も生み出しはしません。モノを右から左に動かすだけの仕事なので。誰にでも出来る仕事と言われれば、その通りかもしれません。

 

でも、私が運んだモノを使って、それこそ私よりもずっと頭も良く、クリエイティヴな人たちが、世の中のためになるモノを創り出してくれるかもしれない。あるいは、

そのモノを受け取ることで、生活が楽しくなったり、楽になったりするかもしれない。そう考えると、まあ、それなりに社会の中で必要とされているのかな、と思いながら、せっせとやっている訳です。

 

決して、私らがいなければ社会が回らないだろう、とか、そんな上からモノを言うつもりはないのです。私よりもずっと頭も良く、クリエイティブな人たちが近い将来、私たちがいなくても済むような、便利な社会を創り出してしまうかもしれません。ひょっとすると、自分たちの職業を消滅させる手助けを、知らないうちにしてしまっているのかも、、 とはちょっと飛躍しすぎですが、いずれは機械にとって代わられるような、それも可能な仕事であることも重々分かってはいるのです。

 

でも、私らの「その程度」の仕事が、たぶん、世の中のどこかで行われている、そう、世の中を左右するような、大事な、大きな、もっと人の為になるような仕事に繋がっていると、これはたぶん間違ってはいないだろうなと思うのです。私よりもずっと頭が良く、クリエイティヴな人たちは気にもしていないかもしれませんが、たまには私らのことも思い出してくれると幸いです。