Luigi Cherubini: "Requiem in do minore"
Ravenna Festival
Le vie dell'amicizia
greek subtitles
Orchestra Giovanile "Luigi Cherubini"
Orchestra Giovanile Italiana
four choirs
conductor: Riccardo Muti
President of the Republic of Slovenia: Dr Danilo Türk
President of the Republic of Croatia: Dr Ivo Josipović
President of the Italian Republic: Giorgio Napolitano
Piazza Unità d'Italia
Trieste 2010
人の性格によって生まれ出る音楽が違うと言うことは、少しでも何かの楽器を極めた人ならばご理解いただけると思います。それは、演奏ばかりではなく作曲作品にもはっきりと出てきます。簡単な例を挙げましょう。モーツアルトは、3歳の時からチェンバロを引いていました。ザルツブルクでの宮廷に職を得た時はヴィオラを弾いたり、後にはオルガン奏者としても務めています。一方ベートーヴェンはオルガンを多く弾いていたせいもありレガート奏法に長けていたと言います。12歳の頃には、師であるネーフェにバッハの平均律クラヴィア曲集を弾けと言われて弾きこんでいます。
ベートーヴェンは、モーツアルトのピアノ演奏について「飛び跳ねるような弾き方が嫌いだ」と言っています。片やモーツアルトは、バートーヴェンがモーツアルトの前で即興演奏をしたときに次のように語っていたのチェルニーが伝えています。彼の演奏を「すばらしいが、ムラがあり、ノン・レガート」レガートでない方がよいと言っているのです。
更には、音楽一家の中に生まれ神童扱いされて育ち、自信家で気まぐれで軽薄めいた言動で知られるモーツアルトに対し、同じ音楽一家とは言いながら豊かとは言い難い家庭環境に育ち、厳格で努力家で気難しく気位の高いベートーヴェンでは出来上がる作品にも相当な違いが現れるのは当然かもしれません。
今日の主人公は、ケルビーニです。オペラ作曲家としての大成を目指しますが、理想主義や独立不羈(どくりつふき)※1といった気骨や、作品のとりわけ厳粛(げんしゅく)で高邁(こうまい)な性質のために、ケルビーニは当時の人気作曲家たり得なかった、と評されています。それでも1806年の「ファニスカ」(Faniska)ではウイーンで好評を博し、中でもハイドンやベートーヴェンの熱心な支持を得ます。
しかしながら、ロッシーニなどの登場もあり舞台の音楽から遠ざかり、宗教音楽の分野にかじを取るようになります。ロンドンに渡って、ミサ曲などを貝って認められ、「王室音楽監督」の地位を得ることになります。
ルイ16世の処刑を悼んで作曲された『レクイエム ハ短調』(1816年)は、非常に大きな成功をおさめた。この作品はベートーヴェンだけでなく、シューマンやブラームスにも絶賛されている。ハンス・フォン・ビューローはこの作品を「モーツァルトのレクイエムよりも優れている」と評価した。なお、ケルビーニ自身がハイドンやモーツァルトの支持者だった。
1820年代にロッシーニの、華々しい声楽の技巧を凝らした輝かしく熱っぽいオペラがパリに現れると、古典的な厳粛さをそなえたケルビーニのオペラは、グルックやスポンティーニらの作品と同様に、時代遅れとみなされます。
しかし「メデア」は、1953年にヴィットリオ・グイの指揮で主役を演じたマリア・カラスのフィレンツェ公演によって、「アベンセラージュ族」(Les Abencérages )は、カルロ・マリア・ジュリーニの指揮による1957年のフィレンツェ公演復活しています。
「レクイエム ハ短調」を現代に復活させた中でも最も著名なのは、1950年2月にトスカニーニ指揮のNBC交響楽団の録音、現在では、リッカルド・ムーティなどによってミサ曲の録音も行われるようになりました。また、ムーティはケルビーニの名を付けたユース・オーケストラであるケルビーニ管弦楽団("Orchestra Giovanile Luigi Cherubini")を発足させました。今日の動画が正に、リッカヅルド・ムーティ指揮のケルビーニ管弦楽団の演奏です。
※1 独立不羈= 他人の力に頼らず、他人に 影響 されず、他から 束縛 されずに 行動 すること
※ 以前の記事
○ ホルンの出番です227 ケルビーニ「ホルンソナタ」第1番
○ ホルンの出番です65 ケルビーニ「ホルンと弦楽のためのソナタ」
※ 演奏会のご案内
○ ベートーヴェン ピアノとヴァイオリンの為のソナタ全曲演奏会
【輸入楽譜】ケルビーニ, Maria Luigi: レクイエム ハ短調 (ラテン語)
ケルビーニ, Maria Luigi
ケルビーニ:ミサ曲集/序曲集/モテット集(バイエルン放送合唱団&交響楽団/ムーティ)
CHERUBINI, L.: Masses / Overtures / Motets (Muti, Marriner)
作詞 : ミサ典礼文 - Mass Text
アンブロジアン・シンガーズ - Ambrosian Singers
フィルハーモニア管弦楽団 - Philharmonia Orchestra
リッカルド・ムーティ - Riccardo Muti (指揮)
この作品のURLhttps://ml.naxos.jp/work/1415274
1.Introitus et Kyrie
2.Graduale
3. Dies irae
4.Offertorium
5.Sanctus
6.Pie Jesu
7.Agnus Dei
※ お知らせ (^^♪遠藤紗和さんのCDが発売されます)以下は、ご本人の記事のままです。
小学生ピアニストの遠藤紗和で~す♪
私のCDが9月18日に発売されます
下は You Tube にアップした音源サンプルです
よかったら聴いてね~~ ↓ YouTubeチャンネルです 聴いてみてね~~~♬
ブルグミュラー25のエチュード 遠藤紗和 Sana Endo - YouTube
演奏 遠藤紗和 Sana Endo
発売元 Sana's Music Entertainment
ピアノ Boesendorfer225
マイク Shoeps MSTC74Ug
価格 1,800円(税別)
税込み価格 1,980円
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お問い合わせ先
kinta_f_naluki0000@yahoo.co.jp
Sana's Music Entertainment CD係まで